「恐るべき日本サッカー!」と中国メディア、「ロストフの14秒」を絶賛=「中国ならありえない」

Record China / 2019年7月23日 17時50分

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日本で制作されたサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の「14秒」をめぐるドキュメンタリー番組が、中国で注目を集めている。写真は日本対ベルギー。

日本で制作されたサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の「14秒」をめぐるドキュメンタリー番組が、中国で注目を集めている。

複数の中国メディアが最近取り上げ、話題となっているのは、NHKが2018年12月に放送したドキュメンタリー番組「ロストフの14秒」だ。初のW杯ベスト8進出をかけて優勝候補のベルギーと対戦した日本は、一時は2-0とリードするも、立て続けにゴールを奪われ2-2の同点に。そして、後半アディショナルタイム。本田圭佑が放ったコーナーキック(CK)をベルギーのGKクルトワがキャッチし、カウンターへ。最後はシャドリが押し込んでベルギーが逆転勝利を収めた。本田のCKから逆転ゴールまでわずか14秒の出来事だった。

同番組は、当時の様子を撮影していた28台のカメラの映像を分析。長谷部誠や吉田麻也、長友佑都ら日本代表の選手、西野朗監督のほか、ベルギー代表の選手や元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏やイビチャ・オシム氏ら専門家の意見も交えて14秒の裏側に迫った。

中国メディアの澎湃新聞は19日に「日本サッカーがまたわれわれに授業」と題する記事を掲載。番組の詳細を紹介した上で、「日本サッカーの研究と反省は、いつも少しずつ実を結んできた。最近は、日本サッカーをめぐる良いニュースが多い」とし、18歳の久保建英がレアル・マドリードに、20歳の安部裕葵がFCバルセロナへ移籍したことを紹介。「3度目のW杯ベスト16を経験した後も、日本の前進する勢いは衰えを見せていない。このことは、長きにわたってW杯の門の外を徘徊(はいかい)している中国サッカーが手本とするに十分な意義がある」と伝えた。

また、中国のスポーツメディア・騰訊体育は「恐るべき日本サッカー! 。日本を沈黙させた14秒を半年後にドキュメンタリーに」と題する記事で、「1993年のドーハの悲劇は、日本サッカーが世界の舞台で輝くことを4年遅らせたが、この日本サッカー史における重大な事件は逆に日本サッカーの90年代、2000年代の急速な発展を促した。Jリーグが発展し、ますます多くの日本人選手が欧州リーグでプレーするようになった今日、早くから『脱亜入欧』を掲げていたこの東洋の国は、サッカーという分野でまた一歩世界との距離を縮めた。今回の『ロストフの14秒』も、日本サッカーの歴史を変えることになるだろうか」と論じた。

ネットユーザーからは数千に上るコメントが寄せられており、「中国がこんな反省をすることなどありえない」「これこそ、日本のすごいところ」「浮つかず、一歩一歩着実に進むのが日本人の特性」「日本は勇気を持って恥ずかしい部分と向き合うことができる。中国は目をつぶり、耳をふさぐ」「こういうドキュメンタリーを作れるテレビ局こそ真のメディアだ」「もし中国が同じ成績を収めたら、国内はお祭り騒ぎだ。しかし日本人はなぜ勝てなかったのかを考える。たとえ相手が自分たちよりずっと強かったとしても。だから、この民族は本当に恐ろしい」「自分の中に原因を探る日本の選手に比べ、中国選手は審判や天候のせいにばかりして、一度も自分の能力不足と向き合ったことがない」などの声が並んだ。(翻訳・編集/北田)

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