韓国の大学教授団体「韓国はもう一つのセウォル号になって沈没」、新型コロナ対策を批判

Record China / 2020年3月2日 22時30分

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28日、韓国・朝鮮日報は、韓国の大学教授団体「社会正義を望む全国教授会」 が同日、声明文を発表し、韓国政府の新型コロナウイルスの対応を批判していると伝えた。写真は韓国大邱市。

2020年2月28日、韓国・朝鮮日報は、韓国の大学教授ら約6000人で組織する「社会正義を望む全国教授会」 が同日、「今、韓国に政府はなく、政権だけが存在する無政府状態のようになっている」などとする声明文を発表し、新型コロナウイルスの韓国政府の対応について批判を繰り広げていると伝えた。

声明文は、2014年4月に同国南西部・珍島(チンド)沖で起きたセウォル号沈没事故を引き合いに、「今、韓国はもう一つのセウォル号になって沈没している」とし、「政府が行方不明になった。新型コロナウイルスの感染拡大で韓国全体がオールストップしており、随時発表される感染者数と発生地域の増加は、国民の日常をまひさせている」と指摘。「これまでさまざまな災害を経験したが、全国民がこれほど地域を問わず終わりの見えない不安に陥ったことはかつて例がない」と事態の深刻さを訴えているという。

その上で、「朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官はウイルス拡散の責任を自国民に向けた」「マスクは十分にあると公言した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の言葉は、一つの虚言として国民を落胆させている」などと政府の対応を批判。「文大統領と与党の第一の責任は、国民の生命と身体の自由、財産を守ること」とし、「今、国民は政権ではなく政府を見たい。誤りがあれば認めて正し、全てを透明に公開して支持者だけでなく国民の声に耳を傾ける政府を望んでいる。今でも国政を正常化させる意志があるのなら、文大統領と与党は内閣を再構成すべきだ」などと主張しているという。

同団体は、韓国全土の377の大学の現職と元教授6094人で組織。昨年には、娘の不正入学や家族ぐるみの不透明な投資などの疑惑が浮上した曹国(チョ・グク)前法相の罷免を求める声明文を出している。

これに、韓国のネットユーザーからは、「いよいよ知識人たちが立ち上がる時だ」「私たちが政府に対して感じていることを代弁してくれている。応援する」「教授たちの勇敢な行動に敬意を払う」「尊敬する。真の愛国者だ」などと、同団体の声明を支持する声が上がっている。

また、「『セウォル号』の言葉は使うべきでない。セウォル号事故を政治に利用しないで」「世論に流されず文大統領を信じて待とう」「国が混乱している時こそみんなが団結しないと」「腐敗よりも恐ろしいのは無能だということ、無能よりも恐ろしいのは偽善だということ。今回、政府の対応を見て分かった」などといったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)

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