なぜアジアは欧州より新型コロナを抑制できているのか?韓国人哲学者が指摘―スペイン紙

Record China / 2020年3月28日 6時40分

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在ドイツ韓国人哲学者、ハン・ビョンチョル氏は23日付のスペイン紙エル・パイスで、「今日のウイルスと明日の世界」と題する文章を発表した。写真はイタリア。

在ドイツ韓国人哲学者、ハン・ビョンチョル氏は23日付のスペイン紙エル・パイスで、「今日のウイルスと明日の世界」と題する文章を発表した。中国メディアの中国網が26日付で伝えた。

ハン氏はまず、「新型コロナウイルスは私たちの体系を試している。アジアは欧州よりもこのパンデミックをよくコントロールできているようだ。韓国と日本はすでに最悪な時期を乗り越え、中国も上手く抑制できるようになった。同時に、アジア人が欧州から『逃げ出す』動きが出始めた。中国人と韓国人は自国こそ安全と考え、帰国を望んでいる」とした。

ヨーロッパの現状については、「感染者数が指数関数的に増加している。欧州はこうしたパンデミックを抑えることができないようだ。イタリアでは毎日数百人が亡くなっている。医療スタッフは高齢の患者から外した呼吸器を若い患者の治療に使っている。また、欧州連合(EU)は外国人の入国を禁止する措置を講じた。欧州は今まさに誰も行きたがらない場所であることを考えれば、これは完全にでたらめな行為だ。目下、欧州人の出国を禁止して世界を守ることこそが賢明な策だ。とどのつまり、欧州は今パンデミックの中心なのだ」とした。

その上で、アジアの方が流行を抑制できている要因として、「例えば日本や韓国、中国、シンガポールなど、多くのアジアの国と地域は儒教文化の伝統を持っている。欧州と比べるとアジア人の方がおとなしく、従順で、国に対する信頼が厚い。中国だけではなく、韓国と日本も同様に、日常生活における組織の規律が欧州よりはるかに厳しい」と指摘した。

さらに、「最も重要なのは、ウイルスに対してアジア人はデジタルな監視を続けていることだ。彼らはビッグデータがパンデミックを制御する大きな潜在能力を持っていると考えている。つまりアジアでは感染症に対抗するために、ウイルスや感染症の専門家だけでなく、コンピューターやビッグデータの専門家がより重視されている。欧州はまだそのような対抗策の転換に気づいていない。デジタルな監視を支持する人は、ビッグデータは人類の命を救うことができると考えている」とした。

また、「デジタル化はアジア人を魅了する。これもまた文化的な影響によるものだ。アジアでは集団主義が尊重され、個人主義は決して強く主張されない」とした。

ハン氏は最後に、「ビッグデータの監視は欧州の国境封鎖というでたらめなやり方よりもウイルス制御に有効なようだ。しかし、欧州ではデータを保護するため、アジアのようにデジタルにウイルスと闘うことは不可能だ」と指摘した。(翻訳・編集/毛利)

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