トウモロコシ1株にバッタ30~40匹、中国南部で蝗害が深刻―香港メディア

Record China / 2020年9月1日 6時10分

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31日、環球時報はサウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を引用し、中国南方が蝗害(こうがい)の危機にさらされていると伝えた。

2020年8月31日、環球時報はサウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を引用し、中国南部が蝗害(こうがい)の危機にさらされていると伝えた。

記事は、ここ数十年で最悪の蝗害被害だと語った中国南部の農民の話を紹介。雲南省で農家を営む林(リン)さんは、「トウモロコシ1株に30~40匹のバッタが付いており、あっという間に葉を食べ尽くす。バッタの大群が来ると2~3日後には山の竹林の葉がすべて食べ尽くされる。近くを通るとバッタが葉を食べている音がよく聞こえる」と述べている。

記事によると、バッタの群れは6月下旬に中国とラオスの国境を越えて北上したという。「7月には影響を受けた地域が20日間で倍増し、8月17日の時点で雲南省の11県106平方キロがバッタの襲撃を受けた」と伝えた。地元政府は全力で対応に当たっており、数多くの巡視員を派遣し、村や畑でのバッタ駆除に当たり、ドローンを使った殺虫剤の散布を行っているという。また、バッタの来襲に対応する訓練も行われており、雲南省、広西チワン族自治区、四川省、貴州省が訓練に参加したと伝えた。

その上で、「近年、ラオスなどの国でバッタが発生し、7~8月に雲南省の国境にやってきている」と記事は紹介。中国農業農村部は、「今年のバッタはラオスから中国へ入ってくる時期が早く、ピークの数も多く、虫の数も多い」と警告を発している。

これらの地域では森林巡視員から成る作業チームが常駐しており、地元の担当者と共に害虫駆除に当たっているという。これには監視ネットワークを構築する目的もあるが、「大規模で素早く移動するバッタの群れを監視するのは容易ではない」と記事は指摘。バッタの群れのカバー範囲は70キロに及び、「空を飛ぶバッタをコントロールすることは、特に山林地区では難しい」という。

記事は、「今回のバッタの襲来は、長江で発生した水害とアフリカからの豚コレラで中国の食糧危機に対する不安が増した時期に起きた」と指摘。雲南省は地元農家と巡視員による監視ネットワークを構築しており、「9月末までに国境を越えて侵入してくるバッタを効果的に制御し、損失を最小限に抑える」決意だと伝えた。(翻訳・編集/山中)

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