「終戦宣言」に言及した文大統領を米専門家らが叱咤?=韓国ネット「世界の笑いものだ」

Record China / 2020年9月23日 14時20分

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23日、韓国・朝鮮日報によると、「終戦宣言を端緒に北朝鮮を対話の場に引き出す」との考えを示した文在寅大統領に批判の声が上がっている。写真は文大統領(韓国大統領府Facebookアカウントより)。

2020年9月23日、韓国・朝鮮日報は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会の一般討論演説で「終戦宣言を端緒に北朝鮮を再び対話の場に引き出す」との考えを示したが、米国の朝鮮半島専門家から「厳しい叱咤(しった)を受けている」と報じた。

文大統領は演説で「朝鮮半島の平和は北東アジアの平和を保障し、世界秩序の変化に肯定的に作用する」とし、「その始まりは朝鮮半島の終戦宣言だ」と述べた。その上で「終戦宣言こそが朝鮮半島で非核化と恒久的な平和体制の道を開く扉になるだろう」と強調したという。これについて記事は「非核化に向けた対話や南北関係が視界ゼロの状況で『終戦宣言』を持ち出し、平和プロセスの動力を再び確保したい意思の表れ」と分析している。

これに対し、米タフツ大学フレッチャースクールのイ・ソンユン教授は、「真の平和とは、単に緊張がないだけではなく、そこに正義が存在することである」というキング牧師の言葉を引用し、「北朝鮮は不正義そのものだ」として文大統領の構想を批判した。記事は「対話を通じて一時的に緊張を緩和させるのではなく、核、人権、サイバー問題などを包括する根本的な解決策の必要性を訴えたものとみられる」と説明している。

また、対北朝鮮制裁専門家のジョシュア・スタントン弁護士は「終戦宣言をしたとして、駐韓米軍を撤収させ、全ての制裁を解除し、非核化をあきらめ、北朝鮮の反人道的犯罪を許し、銀行詐欺をそのまま放置するつもりか」と指摘し、「終戦宣言は絶対に実現しないし、したとしても何も終わらない」と批判したという。

米ワシントンのある消息筋も「2年前もそうだったが、北朝鮮がすべてを閉ざした状況の中、(文大統領の構想は)韓国政府の希望的観測(wishful thinking)で終わる可能性が高い」と指摘したという。

今回の米ドナルド・トランプ大統領の一般討論演説では、文大統領とは対照的に北朝鮮への言及はなかったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「これでは世界の笑いものだ」「非核化宣言を先に引き出すべき。非核化のない終戦宣言なんてありえない」「北朝鮮が南北連絡事務所を爆破したことはどう考えているのか」「文大統領は1人で夢の国をさまよっている」「文大統領は国民の安全より自分の名誉を優先している。統一せずに別の国としてそれぞれが好きなように生きていけばいいのに」などの声が上がっている。

一方で「米国から何を言われても韓国は平和の道を進めばいい」「難しくても挑戦することが大切だ」などと反論の声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)

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