中国人はポストコロナ時代に「自由」を再認識―米華字メディア

Record China / 2021年2月16日 16時20分

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中国で実施される春節シーズンの特別輸送体制「春運」をめぐり、多維新聞は12日、「消えた春運、中国人はポストコロナ時代に『自由』を再認識」と題する記事を掲載した。写真は中国高速鉄道。

中国で実施される春節(旧正月)シーズンの特別輸送体制「春運」をめぐり、米華字メディアの多維新聞は12日、「消えた春運、中国人はポストコロナ時代に『自由』を再認識」と題する記事を掲載した。

記事はまず、先月28日に春運が始まったことを紹介し、移動する人の数が例年を大きく下回ると予測されていることがこれまでと異なる点だと指摘。「これはもちろん、新型コロナウイルス感染症の影響によるもので、当局の提唱の下、帰省しての年越しを予定していた数千万人ひいては1億人を超える人が『自発的に今いる都市にとどまる』ことを選んだ可能性がある」と続け、「大勢の人の移動による感染大爆発の危機を回避できるが、一部西側メディアはこれに着目しておらず、中国の高圧的な体制が強制的に人の自由な移動を封じていることを疑っている」と論じた。

そして、中国世論、特に一般市民は過去にこうした批判に抵抗する力を持っていなかったかもしれないが、新型コロナが一切を徹底的に変えたと指摘し、「西側諸国に比べ中国は初期の一時的な混乱の後、国を挙げての防疫システムが急速に動き始めた。中国の絶対的多数の地方が事実上、正常な生活を取り戻している」と言及。一方、「太平洋の向こう側の国」では防疫の失敗が持続的に繰り広げられ、感染症を前に多くの人々や政権が想像を超える無知を示し、「マスクを着けない自由」のために命を投げ出したとし、「このような強烈な対比が西側の価値体系に対する疑念を中国人に抱かせ、世論にも変化が生じた」とした。

記事はその明らかな印として「中国のネット上で、『武漢日記』を記した作家の方方(ファンファン)氏ら自由主義の知識人への反撃が増えた」ことを挙げ、「中国の民衆が『防疫期間中、政府は十分によくやった』と認識していることを示すものだ」と主張。愛国感情の宣伝が中国の多くの若者の流行になっているともして、「若者らが集まるネットのプラットフォームやコミュニティーで通常、高い視聴を誇るのは当局ではなくネットユーザーが自ら作った作品で、それらのテーマの多くが集団主義、無私の奉仕、国力強大などと関係している。このような国家に対する強烈な自信と一体感は過去には見られなかった」などと説明した上で、「それ故、春運制限などの防疫政策に西側世界が再び批判的な視線を向けても中国人はもはや弁解の側に立たなかった。中国人の『自由』という基礎的な価値に対する再認識と自己定義は、西側諸国のイデオロギー分野における過去の支配的地位を解消させ、中国のますます多くのネットユーザーが西側からの非難への反論を好むようになった」と指摘した。(翻訳・編集/野谷)

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