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世界自然遺産で「記載延期」評価の韓国の干潟、政府は逆転登録目指すもネット民は冷ややか

Record China / 2021年5月12日 17時20分

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韓国がユネスコの世界自然遺産に登録を申請していた「韓国の干潟」が、諮問機関の審査により「記載延期」の評価を受けたことが分かった。写真は順天湾の干潟。

韓国が国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界自然遺産に登録を申請していた「韓国の干潟」が、諮問機関の審査により「記載延期」の評価を受けたことが分かった。5月11日、韓国・聯合ニュースが報じた。

記事によると、韓国の文化財庁は11日、忠清南道の舒川、全羅北道の高敞、全羅南道の新安・宝城・順天に存在する複数の干潟からなる「韓国の干潟」について、世界自然遺産の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)から「記載延期」の評価を通知されたと発表した。

ユネスコの世界遺産は世界文化遺産と世界自然遺産に分けられ、国際記念物遺跡会議(ICOMOS、イコモス)とIUCNがそれぞれの登録候補を審査する。評価基準には「記載」(Inscription)、「情報照会」(Referral)、「記載延期」(Deferral)、「不記載」(Not to inscribe)の四つがあり、「記載」以外の評価を受けた場合は、世界遺産委員会が再度審議を行い登録可否を決定するという。

これまで韓国が「記載」以外の評価を受けてそのまま登録に成功した事例は、2010年に「情報照会」と評価された「韓国の歴史的集落群:河回と良洞」がある。「韓国の書院」は「記載延期」の通知を受けた後に再申請を行って登録され、「山寺、韓国の仏教山岳僧院」は当初七つのうち四つの寺社のみが「記載」通知を受けたが、最終的に七つ全てが世界遺産に登録されたとのこと。

今回の「韓国の干潟」については、多様な生物種や絶滅危惧種が生息し、地形や気候の影響で世界で最も厚い堆積層が維持されている点がアピールされてきた。しかしIUCNも「生物多様性保護のために重要で意味のある生息地」としての可能性は認めたものの、新安の干潟以外は規模が小さく、生物多様性の面から見て「核心地域」(人為の影響を受けていない地域)が含まれていない点や、十分な「緩衝地域」(保護地域外からの影響を緩和するための地域)が存在しない点が指摘されたという。

現在韓国は14の世界遺産を保有しているが、世界自然遺産は「済州の火山島と溶岩洞窟群」のみ。政府は7月に開催予定である世界遺産委員会において「逆転登録」を狙う意向だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「新安の干潟は障害のある人々が塩田で奴隷労働をさせられていた土地だぞ」「干潟には大量の太陽光発電施設が建てられているのに、世界遺産に申請するなんてばかげてる」「こんなものを世界遺産に?おかしなことはやめてほしい」「セマングム(大規模な干潟)開拓事業が行われてきたんだから不可能」「外国にはもっといい場所がたくさんある」「日本みたいにロビー活動でもしてみたら?」など、冷ややかなコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)

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