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【イラストで知ろう!イマドキ中国】イマドキの出前の兄ちゃん

Record China / 2021年9月30日 20時40分

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今や中国の都市部ではこれ無しには考えられないというレベルにまで発展している「外売(デリバリー)」について紹介していこう。

これまで出前と言えば、日本では飲食店自らが配達サービスを提供するのが一般的だったが、デリバリー・宅配サービスの「ウーバーイーツ」のようなスタイルが登場したことで、コロナ下でのアルバイトの1つとしても話題を集めている。今回は、今や中国の都市部ではこれ無しには考えられないというレベルにまで発展している「外売(デリバリー)」について紹介していこう。人民網が伝えた。

■あっという間に広がったデリバリー

中国では3G(第3世代移動通信システム)の登場で各種スマホアプリが一層充実し、「餓了麽」や「美団外売」、「淘点点」、「百度外売」といったデリバリープラットフォームが相次いで登場した。それまで中国の都市部では日本のように飲食店自らが配達サービスを提供する飲食店はあまり多くなく、デリバリーサービスを提供しているのは、マクドナルドやピザハットといったファーストフードが中心だった。しかしデリバリープラットフォームの登場により、その選択肢は一気に広がり、瞬く間に都市部の人々に受け入れられていった。そして街には「外売小哥(デリバリー兄ちゃん)」と呼ばれるデリバリースタッフがボックス付きの電動バイクで疾走する姿が目立つようになっていった。

■デリバリープラットフォームの群雄割拠とスタッフの社会的地位の向上

デリバリーの発展と共に、各社の競争は激化し、現在は主に「餓了麽」と「美団外売」が二大デリバリープラットフォームとして君臨するようになっている。当初は簡単なプラスチック容器ばかりが目立ったデリバリー容器なども、次第に保温タイプや小分けパックなど改善されていき、味だけでなく、見た目も重視されるようになってきている。同時にデリバリースタッフに対する労働条件や環境も次第に整い始め、2020年にはついに中国の人的資源・社会保障部など3当局により、「新職業」として「中華人民共和国職業分類大典」に収録され、その名前もこれまでの「外売小哥」から「網約配送員(ネット注文配達員)」に改められた。国から「新職業」の認定を受けたことで、今後は業界における職業規範がより一層整えられていくとみられている。

■デリバリーこぼれ話

社会的にも注目を集めることが多いデリバリースタッフには、それにまつわるニュースも少なくない。寒い冬も仕事に励むデリバリースタッフに感謝の気持ちを込めて、客が備考欄に注文したホットドリンクをデリバリースタッフにそのまま飲んでもらうようにと店に頼んだり、長城を観光している途中に足を捻ってしまい、薬とアイスパックを注文した客に、長城を登って商品を届けただけでなく、けがした客をおぶって長城を降りてきたデリバリースタッフなどがネットで話題を集めたこともある。そして今年の夏は、大学生約3万人が夏休みのアルバイトとしてデリバリースタッフの仕事を選んだことも話題となった。

共働きや外食好きなど中国ならではの事情を背景に、すさまじい発展を見せている中国のデリバリー産業。そしてそれを支えているのが、700万人はいると言われているデリバリースタッフだ。問題点が全くないいとはまだまだ言えない現状だが、彼らはすでに中国都市部の風景の一部と化し、都市部で働く人々の食を支える大事な一員になっているという点は間違いないだろう。(提供/人民網日本語版・文、イラスト/玄番登史江、袁蒙)

●イラストで知ろう!イマドキ中国

人民網ではもっと身近なスタイルで今どきの中国を読者の皆さんに知ってもらうため、「つるにはまるまるむし爺さん」と「へのへのもへ郎」、「へめへめくつ美」の3人が流行語やカルチャー、時事問題など幅広いジャンルにおける「イマドキ」を紹介。中国ってこんな国なんだ!と興味を抱き、理解を深めるきっかけにしてみてください。

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