1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

中国で無差別殺傷事件が頻発しているのはなぜか―シンガポールメディア

Record China / 2024年11月23日 10時0分

記事はさらに、日本人学校のスクールバスが襲撃されて中国人女性が死亡した江蘇省蘇州市の事件、日本人学校に通う男児が刺殺された広東省深セン市の事件を取り上げて、「事件発生後にヘイト教育の見直しを呼び掛ける声も上がった。ヘイト教育は極端なナショナリズムを形成して外国への対立感情を生み出すだけでなく、国内の社会矛盾が激化した時に姿を現して極端な暴力行為を引き起こす恐れがある」と指摘した。

また、「このところ頻発する暴力事件は伝染して大勢の追随を呼ぶ可能性があり、当局は大きな難題を突きつけられている」と論じ、35人が死亡した珠海での事件を受けて当局が行ったと伝えられた「四無五失」と呼ばれる層に対する調査に言及。「四無」は「配偶者、子女、仕事または安定的な収入、不動産などの資産」の「無」を、「五失」は「投資の失敗」「生活への失意」など「投資、生活、関係調和、心理、精神」における「失」を指しており、記事は国の上層部による対応と共に「犯罪抑止や民心安定につながる積極的なシグナル」と評価する一方、「単純なレッテル貼り、調査を行って雑に治安維持の対象とすればリスクの根本的な解消にならないだけでなく、かえって反発を招く恐れもある」とし、最後は「中国国内で政府のガバナンス能力に対する厳しい試練は始まったばかりだ」とも論じた。(翻訳・編集/野谷)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください