アリババグループが国内外のEC事業を統合、ECビジネスグループを設立―中国
Record China / 2024年11月28日 18時50分
アリババグループが国内外のEC事業を統合し、ECビジネスグループを設立しました。写真は杭州市内のアリババ本社。
アリババグループの呉泳銘CEOは21日、全社員にメールを送り、電子商取引(EC)ビジネスグループの設立を発表しました。新たに発足するビジネスグループは、アリババグループの淘宝天猫(タオバオ・Tモール)グループ、国際デジタル商業グループ、1688(1688.comがアリババグループ傘下の卸売ウェブサイトで、グローバル企業間、B2B電子商取引に従事)、閑魚(個人中古品取引コミュニティ)などのEC事業を全面的に統合し、国内外の全産業チェーンをカバーする業務クラスターになります。
アリババグループは、今回新たなECビジネスグループを設立することで、EC分野で国内外の二つの資源を活用して相乗効果を生み出すと表明しました。これは、アリババグループがコアとなるEC事業に投資する決意を明らかにし、世界のより多くの中小企業が中国国内と海外市場を同時に開拓することを支援する決意も示しています。
昨年9月、呉泳銘氏はアリババグループのCEOに就任し、「ユーザー第一、AI駆動」という戦略を明確にし、EC事業とAIの科学技術が同グループの最も重要な発展方向であることを明確にしました。また、管理チームの若年化を推進し、組織の構造や業務戦略において思い切った改革を推進しています。
過去1年間、タオバオ・Tモールグループと海外ECは徐々に統合してきました。今年7月、タオバオは「アパレルグローバル送料無料計画」を発表し、アパレル業者を率いて海外市場に進出し、10億元(約209億円)を投入して中国香港を送料無料の範囲にカバーしました。また9月にはマレーシアとシンガポールで英語版ウェブサイトとスマートフォンのアプリをアップしました。
業界関係者の分析によると、タオバオと1688のバックには1000万を超える中小企業があり、これらの企業が持つ豊富で良質な商品供給はグローバル市場で強い競争力をもち、国内ECと国際ECの統合は、アリババグループのEC事業がより広い斬新的な市場に向かうことを意味しているとのことです。(提供/CRI)
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