「志望理由」だけではダメ!AO・推薦入試で求められる志望理由書の書き方

リセマム / 2019年9月10日 10時15分

志望理由書に必要な7つ道具

 AO・推薦入試はこれからの大学入試の大きな柱になりつつある。そこで肝要になってくるのが「志望理由書」だ。この先、一般入試においても提出することになれば、その重要性はますます高まっていくだろう。

 アローコーポレーション企画・編集・発行「大学選びの新常識 2019年度版」より、高校生・受験生の親に役立つ情報を紹介する。アロー教育総合研究所・所長の田嶋裕氏が「大学受験特別講座」と題して伝授する志望理由書の書き方とは。

志望理由書が求めるのはコミュニケーションスキル
 AO・推薦入試の受験で提出を求められる「志望理由書」。2020年大学入試改革以降は、一般入試においてもこういった資料の作成を課すよう文部科学省では定めており、大学入試は「願書だけでは受験できない」状況になります。志望理由書は出願書類のひとつにすぎません。けれども、その内容が合否に影響するだけではなく、作成には一定のノウハウが必要であり、すべての受験生にとって、志望理由書の作成が大学入試突破の第一関門となるわけです。ここでは、より望ましい志望理由書の書き方を考えます。

ラインマーカーを引いたり、気になったことを書き込んだり大学案内を自分専用に カスタマイズしましょう
  志望理由書の作成は、誤解を捨てることからはじまります。「志望理由」を書き連ねても実は志望理由書にはなりません。「自ら通いやすい場所にあるから」「就職率や資格試験の合格率が高いから」そして「自分の偏差値に合った大学であるから」……、たしかにこれらも志望理由ですが、大学という「学び」の場を志望する理由としては枝葉末節すぎるのです。みなさんが提出した志望理由書を読むのは受験校の大学教員。何百枚という膨大な志望理由書に目を通す時、枝葉末節な「志望理由」を並べる受験生に果たして好感を抱くでしょうか?志望理由書を「読む人」、その存在を意識しましょう。志望理由書という一枚の用紙の上で人間と人間が向き合うということ。志望理由書もコミュニケーションの一種なのです。自分が入学したいと思う大学の先生に、どんな言葉で語りかけたら良いのか。そんな考えからスタートするだけで、志望理由書の内容は一段も二段もグレードアップするはずです。

美しい文章、上手な文章をめざす必要はありません。「その受験校でなければならない理由」を明確に
そこに学びたいものがある ということが何より大切
 具体的には、受験校研究に力を入れましょう。どんな先生が教えているのか、どんな授業が行われているのか、「学び」の場を志望する理由として、これに勝るものはありません。立地でも就職率でも偏差値でもなく、そこに自分の学びたいものがあるから志望する、というわけです。その点で各大学が配布している大学案内は受験で最も大切なバイブルとも言える存在です。そして、もっと詳しく調べたいなら大学のWebサイト、さらにはオープンキャンパスなどに足を運んで、なぜ、その大学を志望するのか(なぜ、他大学ではダメなのか)、志望理由に肉付けしていくわけです。


<協力:アローコーポレーション>

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