『プリウス』の名を世界に知らしめた「革新の2代目」登場から20年【懐かしのカーカタログ】
レスポンス / 2023年1月8日 12時0分
2003年というと今からちょうど20年前のこと。この年に登場した国産車の中で注目したい1台というと、トヨタから登場した2代目『プリウス』がある。世界初の量産ハイブリッド車として登場したプリウスにとって最初のフルモデルチェンジだった。
◆あらゆる面で進化した2代目プリウス

センセーショナルに登場した初代に対して、2代目プリウスは、あらゆる面で進化を遂げたクルマだった。とくにボディサイズは初代に対し全長+135mm、全幅+30mm(全高は変わらず)、ホイールベース+150mmと1クラス上のクルマに。タイヤサイズも初代と同じ15インチながら、165/65から185/65へとサイズアップが図られた。

新たに5ドアのハッチバック式としたスタイルは、ルーフラインのやや前方にピークを持たせたワンモーションフォルムとし、見るからに空力特性の良さが理解できるスタイリングはCd値0.26。リヤには後方視界を補うサブウインドウが設けられた。

インテリアは、インパネなど“モード系”だった初代の洒落たデザインから一転、グッとID(インダストリアル・デザイン)チックな仕立てに。リモコンキーを専用のスロットに差し込みプッシュボタンで始動させる方式もトヨタ車では初採用。さらにシフトはエレクトロシフトマチックと呼ぶ、電気信号を利用するシフトレバーが採用となった。

ハイブリッドシステムは“THS-II”に進化。エンジンは1.5リットルの1ZN-FXE型を搭載。初代最終型のそれに対して最高出力を72psから77psに向上。モーターについても出力を33kWから50kWに、トルクを350Nmから400Nmにそれぞれ向上させた。そのほか制御径などの改良もあり、当時の10・15モード燃費で35.5km/リットルを達成している。

電動インバーターエアコンの初採用を始め、縦列駐車や車庫入れが自動で行なえるインテリジェントパーキングアシスト、S-VSC(ステアリング協調車両安定制御システム)などの先進機能が設定、搭載されたのも注目だった。

写真のカタログは2005年11月のマイナーチェンジ時のもので、この時には外観の小変更、ボディカラーの新色追加、内装に本革+アルカンターラを新採用するなどしている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタが発売した斬新顔の「クーペセダン」が凄い! 衝撃の登場で反響どう? 1年経ったプリウスとは
くるまのニュース / 2023年11月28日 16時40分
-
トヨタ新型「コンパクトカー」登場! “新”ハイブリッド搭載でめちゃ速くなった!? GRSも用意の新「ヤリス」西で発表に反響アリ
くるまのニュース / 2023年11月26日 6時10分
-
トヨタ「黒すぎ大型SUV」の“精悍エアロ仕様”初公開! 威圧感スゴいモデリスタ「ハイランダー」が広州に登場
くるまのニュース / 2023年11月24日 19時10分
-
トヨタが新型「カムリ」世界初公開! 約7年ぶりの大規模刷新で最新「ハンマーヘッド顔」に!? 新カムリは何が変わった?
くるまのニュース / 2023年11月17日 7時10分
-
トヨタが「凄いハイエース」実車展示! V6搭載の300系!? 新エンブレム採用から見える本気度合いとは
くるまのニュース / 2023年11月12日 11時50分
ランキング
-
1ヒトを恐れない「危険なクマ」を増やす可能性も…身近なレジャーに潜む無意識のNG行為
オールアバウト / 2023年11月29日 21時15分
-
2「貯金1,000万円が一瞬で消えるなんて…」60代夫婦、老人ホームめぐり「老後破綻危機」直面のワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2023年11月29日 18時45分
-
3日銀の保有する国債の“含み損”が「過去最大10.5兆円」…知っておかないと怖い「警戒すべきリスク」とは
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2023年11月30日 8時0分
-
4自分で「タイヤ交換」ホイールナットの締めすぎNG! タイヤが外れる原因に!? 正しい締め付け方とは?
くるまのニュース / 2023年11月30日 9時10分
-
5“飲むだけで痩せる薬”に医師も警鐘、9kg減のグラドルが「2度と飲みたくない」と語る壮絶体験
女子SPA! / 2023年11月29日 15時46分
記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む

記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
