三菱ふそう『eキャンター』新型、全長6.2m・8.55tモデルを初公開…IAAトランスポーテーション2024
レスポンス / 2024年9月23日 7時0分
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ドイツで開幕した「IAAトランスポーテーション2024」において、EVトラックの『eキャンター』新型の8.55tモデルを初公開した。
このモデルは、4450mmのホイールベースと6.2mのボックスボディを持ち、最大15のユーロパレットを積載できる。最新の安全機能と快適性を備えたこの車両は、物流業界に新たな選択肢を提供するという。
Active Brake Assist 6、ブラインドスポット情報システム(BSIS)、インテリジェントスピードアシスト、アテンションアシストなどを標準装備している。123.9kWhの大容量バッテリーパックにより、最大200kmの航続距離を実現。さらに、104kWの急速充電機能を持ち、20%から80%までの充電を約40分で完了できる。22kWのAC充電では、0%から100%までの充電が6時間で可能だ。
このeCanterは、物流企業やフリート顧客にとって、電動モビリティへの移行を容易かつ魅力的にする標準的な充電柔軟性を提供する。車体はSpier製で、4.6トンの優れたシャシー積載能力を持ち、6.2mのボックス長で最大15ユーロパレットを積載できる。
電動駆動系は、最大129kW/連続110kWの強力な永久磁石同期電動モーターと電動アクスルで構成されている。4つの回生モードにより、都市内配送での効率的な運転が可能。冬季運用でも航続距離を最適化するための効率パッケージもオプションで提供されている。
キャブのデザインも一新され、LCDインストルメントクラスターとマルチファンクションステアリングホイールが特徴。Apple Car PlayやAndroid Autoに対応した新しいタッチスクリーンラジオも搭載された。防音性能により、車内の騒音レベルも低く抑えられている。
安全機能も強化されており、Active Brake Assist 6、インテリジェントスピードアシスト、アテンションアシストが搭載されている。さらに、バックカメラ、前方保護装置、タイヤ圧モニタリングシステムも装備されている。ハザード警告灯やブラインドスポット情報システムの改良版も選択できる。
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