車がパトカーの前に割りこみ進路を妨害 覚醒剤使用疑いの女性が乗る車の逃走を手助けしたか その後事故起こすも逃走

22日午後、福岡県川崎町で覚醒剤使用の疑いが浮上した女性が乗る乗用車と、後ろについていたパトカーとの間に別の車が割り込み、パトカーの走行を妨害しました。

女性が乗る車は逃走し、妨害した車は軽トラックと接触する事故を起こしましたが、現在も逃走を続けています。

警察によりますと、22日午後1時すぎ、川崎町田原の「コメリパワー川崎店」の駐車場で、警察官が女性に職務質問を実施しました。

警察官が声をかけると、女性が視線が定まらず、ろれつがまわらない状況だったことから、覚醒剤を使用した疑いが浮上。警察が任意同行を求めたところ、女性は応じたものの「警察の車両には乗りたくない」と話しました。

その後、女性は知人の男性が運転する車に乗り込み、後ろにパトカー2台がつく形で駐車場を出発、田川警察署に向かいました。

すると、パトカーの後方から突然、乗用車が覚醒剤使用の容疑が浮上している女性が乗る車とパトカーとの間に割りこみ、停車。その間に女性が乗る車は逃走しました。

その後、割りこんだ車も逃走したため、警察が追跡。車が赤信号で交差点に進入し、右折しようとしたところ、直進してきた軽トラックに接触したということです。

軽トラックに乗っていた77歳の男性にけがはありませんでした。

接触した車と女性が乗っていた車はいずれも逃走を続けていて、警察が行方を追っています。

警察は覚醒剤使用の容疑が浮上した女性を逃がそうと、乗用車がパトカーの走行を妨害したとみて詳しく調べています。

警察は「全てにおいて、現在調査中」とコメントしています。