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秋は蚊の季節 刺されないために11月まで「服の色」「足指のにおい」「飲酒や運動のあと」に注意

RKB毎日放送 / 2024年9月23日 17時21分

秋は蚊の季節刺されないために11月まで「服の色」「足指のにおい」「飲酒や運動のあと」に注意今年の夏は、35度以上の猛暑日が続き、福岡県太宰府市では国内最多記録を更新しました。

一方で、夏の厄介者である蚊に刺された人は少なかったようです。専門家はこれから涼しくなってくると蚊の活動が活発になるため、11月上旬までは対策が必要だと話しています。

今年の夏、蚊が減った

「刺されていないです。実家に帰っても、実家は田舎の方なんですけど、刺されてないかもです。」

「刺されてない気がします。減ったよね?気温が上がったから減りましたよね。」

「20回くらい刺されました。仕事柄、外で草むしりとかすることがあって。前より少なくなった気はしますね。」

メスの蚊産卵のために吸血

メスの蚊は産卵するための栄養源として吸血します。

ヒトスジシマカは昼から夕方にかけて、アカイエカは夕方から夜にかけて活動しますが、蚊の生態に詳しい専門家は、「今年の夏は猛暑で、蚊が少なかった」と話しています。

産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「35度超えたら蚊はすぐ死んでしまいますから。人に対して吸血する蚊が多分、今年の夏は少なくなったんだと思います。」

蚊が活動する気温は20度から30度

蚊が活動する気温は20度から30度くらいで、35度を超えると動きが鈍くなります。

産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「夏の暑い時期からシフトして、春先と秋口に出る。11月上旬とか、そのあたりまで、普段よりも長い間、遅くまで蚊に悩まされる機会が増えるのではないか。」

秋以降、蚊の繁殖が活発に

今年の夏は猛暑で蚊の産卵場所となる水たまりができにくい状況が続いていましたが、秋以降は蚊の繁殖が活発になると予想されています。

産卵場所になる水たまりを小まめに掃除して

エアコンの室外機近くや植木鉢の皿など、水たまりの水深が2~3ミリ程度あれば、蚊の産卵場所になるということです。

産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「ヒトスジシマカは、ペットボトルのキャップに入った水たまりでも発生しますし、水たまりで産んだ卵がふ化して、5日ぐらいあれば成虫になりますので、かなりの数が出てくると思います。」

家の周りでは産卵場所になりそうな水たまりを小まめに掃除することで、蚊の発生を減らすことができます。

産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「いますね、ボウフラが・・・これです、うにうにしているの。これが蚊の幼虫です。このような家の裏の蛇口の下の水たまりとかをちゃんと掃除してないと、雨が降った後とかでも水が溜まって蚊の発生源になりますので、この時期は特に気をつけてきれいに水が流れるように。」

また、蚊の幼虫であるボウフラのを駆除するために、市販されている薬剤を使うのも効果的だということです。

産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「蚊が発生する水たまりを減らすか、あるいは定期的に薬をまくかということが必要になると思います。あとは蚊の成虫が休息する草の陰ですね。ヤブカラシとかはよくいろんな所で生えていて、この裏とかに蚊が休息しやすい。しかも花がすぐ咲くので、これが蚊の成虫のエサになりやすいので、草刈りもたまに必要です。」

刺されるとかゆみだけでなく、感染症のおそれもある蚊。

これから涼しくなる秋にかけても注意が必要です。

蚊に刺されないための3ポイント

蚊に刺されないようにするには、大きく3つのポイントがあります。

1つ目は「明るい色の服を選ぶ」

蚊は黒や紫など色の濃いものに集まる習性があるそうです。

2つ目は「二酸化炭素」です。

蚊は二酸化炭素を感知する能力がとても高いので、飲酒後や運動後は特に注意が必要です。

そして、3つ目は「におい」です。

人間は肌を保湿する常在菌を持っていますが、蚊はそのにおいを好みます。

特に常在菌が多いのが足の指。

除菌シートなどで拭いておくと、効果的だということです。

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