【初公判】３５歳小学校教員女性殺害事件 「妻を殺害していません」４２歳夫が殺人罪の起訴内容を否認 死体遺棄罪は認める

去年、福岡県久留米市の自宅マンションで、当時３５歳の小学校教員の妻を殺害したなどとされる男の初公判が開かれました。

男は、殺人の罪について「妻を殺害していません」と起訴内容を否認しています。

久留米市の無職・渡辺司被告（４２）は、去年９月、自宅マンションで、小学校教員の妻・彩さん（当時３５）の首を圧迫して殺害したうえ、約１か月間、遺体を放置したとして殺人と死体遺棄の罪に問われています。

２６日に福岡地裁で開かれた初公判で渡辺被告は「私は妻を殺害していません」と述べ殺人の罪について起訴内容を否認しました。

死体遺棄の罪については認めています。

冒頭陳述で検察側は、彩さん殺害の動機について「新築マンションの購入でトラブルがあり、彩さんに叱責されていた」と述べるとともに「殺人が発覚することを恐れ彩さんの勤務先に『病気のため休ませる』と連絡していた」などと主張しました。

一方、弁護側は「彩さんは副業歴を勤務先にばらされると仕事や家庭を失うと考え自殺した」などと主張しています。