北朝鮮の「児童たちが新年を祝う演奏会」に行ったら金正恩氏が盛大に祝われていた

ロケットニュース24 / 2012年2月6日 21時0分

北朝鮮の「児童たちが新年を祝う演奏会」に行ったら金正恩氏が盛大に祝われていた

2012年2月、北朝鮮・平壌(ピョンヤン)を旅行した日本人旅行者が「北朝鮮の児童たちが新年を祝う演奏会」の会場へガイドに連れられて行ったところ、金正日氏の死を悲しむ演奏と歌、そして金正恩氏を称える演奏と歌が盛大に披露されていたという。

その日本人旅行者は、「演奏会がこういう内容だと知らなかったので非常に驚きました。どこの国でも国民が国のトップを称えることはあると思いますが、北朝鮮の人たちがここまで盛大に金正日氏の死を悲しみ、新たなトップの金正恩氏を尊敬しているというのは驚きです。その尊敬が本心なのかどうかは知ることはできませんが」と語っている。

最初は旅行のコースとして小学校を見学する予定だったらしいのだが、小学校が冬休みということもあって急遽「北朝鮮の児童たちが新年を祝う演奏会」に行くことをガイドスタッフに提案され、演奏会を見に行ったという。

この演奏会は幼児から中学生までの児童らがメインとなり、歌、踊り、パフォーマンスなどを披露し、そして金正日氏とのエピソードを語るという内容だったとのこと。「演奏会は1時間くらいで終わったのですが、子どもたちのパフォーマンスが凄かったです。1~2年頑張ったくらいじゃできないでしょ? と思うくらい歌も踊りも完璧にやってました。撮影の許可をもらったのでカメラで撮りました」(日本人旅行者 談)。

赤ちゃんのころ、金正日氏に名前を付けられた子どもたちがステージに立って彼の死を悲しんでいたという。そのひとりは金正日氏と会った際に寝ていたため、「後悔」という名前を付けられたらしい。しかし、また会える日を楽しみにしていたら亡くなってしまい、また後悔するはめに……。

この演奏会に対して、率直な感想を日本人旅行者に聞いてみた。「正直、子どもたちの才能と努力はスゴイと思いました。天才レベルです。でも、私は金正日氏や金正恩氏を称えるシーンでネガティブなイメージを持って反応してしまったのも事実で、素直にこの演奏会を楽しむのは難しかったです。子どもたちの技術には感心するし、親身に対応してくれたガイドスタッフさんにも感謝してますけどね」(日本人旅行者 談)。

新年を祝う演奏会ではあるものの、この年末年始に「金正日氏の死」と「トップの交代(金正恩氏)」があったため、「両者を称える演奏会」のようになってしまったのかもしれない。
 
Photo&Traveler: Kuzo

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