「GKB47」のポスターを見せてもらえるか内閣府に問い合わせてみた / 担当「お見せできない」

ロケットニュース24 / 2012年2月13日 20時0分

「GKB47」のポスターを見せてもらえるか内閣府に問い合わせてみた / 担当「お見せできない」

3月の「自殺対策強化月間」を前に、2012年2月6日の参議院予算委員会で岡田克也副総理は、キャッチフレーズの「あなたもGKB47宣言!」を発表した。これは人気アイドルグループ「AKB48」をもじったものであり、幅広い層に訴求する狙いがあったものと思われる。

しかし、このフレーズが自殺という社会問題を軽んじていると見られ、野党をはじめ民間団体、与党からも批判が相次ぎ、さらには野田首相までもが「違和感を抱いた」と発言し、見直しされることとなったのである。

すでに25万枚印刷されたポスターは回収されることとなったのだが、一体どのようなデザインのポスターだったのだろうか? 可能なら一目見たいと思い、内閣府に問い合わせてみた。そうしたところ、思わぬコメントが返ってきた。
 
そもそも「GKB」という言葉は、思い悩んで自殺を考える人の話を聞き、思いとどまらせる医師や支援者を指す「ゲートキーパー」から来ている。そして全国47都道府県にこの輪を広げるために、「47」という数字が当てられたのだ。

3月から強化月間に入るために、すでに25万枚のポスターは印刷済み。その費用は約300万円かかったと言われている。
 
6日に岡田副総理からキャッチフレーズが発表されたのだが、翌7日には多く反対を受けてこれを撤回することになった。したがって、刷り上がったポスターはすべてお蔵入り。回収し処分することが決定したのだ。

国民の目に触れることはなくなったのだが、どんなポスターだったのだろうか? せめて一目だけでも見たいと思い、内閣府の自殺対策推進室に問い合わせてみたのだが、「お見せすることはできない」ときっぱり。その理由について尋ねると、「見直しすることになったため」という。

では、紙として再利用をする予定なのかと尋ねると、「紙質の都合上リサイクルできない」とのことであった。つまり、誰も見ることなくすべて処分するのである。

ちなみに現在は、配布した行政区から返送されるのを待っている状態のようだ。もしも再び、取り決めたキャッチフレーズに批判が集まり、印刷したポスターを破棄することになったら、やはり誰にも見せることなく処分するのだろうか? 少なくともこれらは国民から集めたお金(税金)で出来ているはずである。

それでなくても、消費税増税の可能性さえ示唆している現状で、今回のようにお金をムダ使いしていたのでは、国民の理解を得られないはずだ。

Illust:rocketnews24.

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