「5個のチョコレートを順番に食べていくと何番目がいちばん美味しいのか」実験によって明らかにされる

ロケットニュース24 / 2012年2月16日 13時0分

「5個のチョコレートを順番に食べていくと何番目がいちばん美味しいのか」実験によって明らかにされる

想像してみてください。いま、あなたの目の前にチョコレートが5個並んでいます(チョコレート嫌いの方は、何か別の好きな食べ物で構いません)。その5つは、味、形、メーカーなど、まったく同じものです。ひとつずつ順番に食べていき、その都度、おいしさや満足度を評価していったら、最終的にあなたの評価がいちばん高かったのは、何番目に食べたチョコレートでしょうか。

これは、「何番目を選んだ人は○○な性格」という類の心理テストではありません。いま、みなさんには想像のみで考えていただきましたが、実は、これを実験し、ひとつの答えを導き出した研究者がいます。

ミシガン大学のエド・オブライエン教授は、被験者たちにチョコレートを与え、ひとつ食べるごとに味や満足度を評価してもらいました。彼らが5個目のチョコレートにさしかかったとき、教授は、被験者の半数にはそれが最後のひとつであることを伝え、残りの人には最後であることを隠しておきました。

すると、最後のひとつであることを知らされた被験者たちは、それがいちばんおいしいと感じ、高い満足度を示しました。それに対し、何も知らされなかった被験者たちの評価が、特に5番目のチョコレートに偏ることはありませんでした。

教授は、「物事が最後であることを知るだけで、人はそれを、より味わい、楽しむようになるのです。『最後』が、私たちに与える影響には様々なものがあり、そのひとつがこのようなプラスの効果なのです」と説明しています。

「また、今回のような結果になったのには、私たちの日頃の経験も大きく関わっているといえます。映画やドラマから、食事の最後に出るデザートまで、私たちの日常は『ハッピーエンド』で溢れているため、『最後はハッピー』と無意識のうちに思ってしまうのです」とのこと。

しかし教授によると、「最後」が持つ効果には、マイナスのものもあるそうです。「例えば、就職活動の際、面接官にとっては、最初の人よりも最後の人のほうが良い印象になりやすいのです。そのため、『最後』が持つ効果のせいで、最初に面接を終えた人が不利になる可能性は否定できません」とのこと。

人間にとって、「最後」というものは、意識しているか否かに関わらず、他とは少し違った特別なものであるようです。であるならば、いつでも「これが最後」と思うことで、今の人生により満足することができるのかもしれません。

参照元:Mail Online(英文)
photo: RocketNews24

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