マクドナルド『ブロードウェイバーガー』のブロードウェイ感はゼロ / 取って付けたような適当ネーミングだが美味しい

ロケットニュース24 / 2012年2月17日 19時0分

マクドナルド『ブロードウェイバーガー』のブロードウェイ感はゼロ / 取って付けたような適当ネーミングだが美味しい

マクドナルドがビッグアメリカシリーズとして販売を開始した『ブロードウェイバーガー』だが、そのブロードウェイ感はゼロである。まさに取って付けたような適当ネーミングであり、ブロードウェイ周辺の人たちが憤慨してもおかしくない商品名である。

少しでもブロードウェイを知っている人ならば、その街がどんな雰囲気と文化と「味」を持っているのか知っているはず。外国人の観光旅行者でも3日間くらいブロードウェイにいれば、マクドナルド『ブロードウェイバーガー』が「まったくブロードウェイじゃない」ことがわかるはずだ。以下は、マクドナルドが公表している『ブロードウェイバーガー』の解説である。
 
・ブロードウェイバーガー
「はみ出すほどのベーコンと、クリームチーズソースの心おどるハーモニーが印象的な『ブロードウェイバーガー』。華やかな彩り野菜をはじめ、こだわりのパストラミベーコン、マスタードソースが引き立てる濃厚なクリームチーズソースといった、個性的な素材を組み合わせ、世界中からさまざまな才能が集うミュージカルの街を表現しました」(引用ここまで)
 
そもそも、ビッグアメリカシリーズは「ビッグなアメリカを楽しもう」というコンセプトで展開されている企画もの。アメリカ各地の特色ある食材をハンバーガーに盛り込み、その食材で有名な地域の名をハンバーガー名にしている。

しかし最近のマクドナルドはビッグアメリカのネタが尽きてきたのか、食材ではなく「強引なコンセプト」をメインにしてビッグアメリカシリーズのハンバーガーを作るようになったのである。

たとえば、『グランドキャニオンバーガー』は「グランドキャニオンの岩肌・地層をイメージ」というコンセプトで作られたもので、食材はほとんど地名に関係ナシの適当ネーミングなハンバーガー。

『ブロードウェイバーガー』も食材はほとんどブロードウェイに関係なく、「個性的な素材を組み合わせ、世界中からさまざまな才能が集うミュージカルの街を表現しました」というコンセプトで作ったもの。

正直、「それってアメリカじゃなくていいじゃん。野麦峠バーガーじゃダメなの? 歌舞伎町バーガーじゃダメなの?」と思ってしまう。ビッグアメリカという企画をたてて「ビッグなアメリカを楽しもう」というのなら、しっかりと現地の特色ある食材を使ってアメリカを「味」で感じさせてほしいものである。

とにかく、今回の『ブロードウェイバーガー』はまったくブロードウェイじゃない。マスタードが使われているのでマンハッタンの名物・ホットドッグを連想させはするが、それはブロードウェイの特色とはいえない。

ブロードウェイ周辺にはサブウェイやケンタッキーフライドチキン、バーガーキングがたくさんあるので、どうしてもブロードウェイバーガーと名をつけて出したいならばサブウェイ風味にしたほうがまだ潔い。このビッグアメリカシリーズ、特に『ブロードウェイバーガー』は、暗に日本人の無知さとミーハーさを利用して商売しているように感じるのは記者だけだろうか。

マンハッタンに40日以上滞在してブロードウェイに行きまくっていた人物に『ブロードウェイバーガー』の味の感想を聞いたところ、「ブロードウェイって感じはしませんね。美味しいけど名前に偽りアリかな」と語っていた。

だがしかし、味だけは他のビッグアメリカシリーズよりも美味しいのは確かだ。マスタードがアクセントとなって良い意味でジャンクさを前面に押し出し、ジューシィーなパストラミベーコンが香ばしさと肉のウマさを出している。異様に塩辛くて厳しい味が多いビッグアメリカシリーズだが、『ブロードウェイバーガー』の味だけは許せる範囲内である。
 
Photo: RocketNews24.
協力: グルメ評論家・空条海苔助

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