【おはよう短編小説】どうして人間たちは他人に乗っかろうとするのか

ロケットニュース24 / 2012年4月3日 7時0分

【おはよう短編小説】中学、高校、専門、大学、大学院、あらゆる学校を卒業して就職活動をし、自分が入る会社を見つける。どうして、日本人の多くがこういう方法でしか社会に出られないのだ? 義務教育が終わって、進学して高校や大学に通うのは「知識を得るため」なのでいいと思うが、そこから先は自由だろ?

用意されている企業に就職して働く。それが普通のようになっている。つまりそれって、他人が作ったものに乗っかって生きていくということなんだよね。誰もが誰かに支えられて生きているのはわかるんだ。人と人と支え合って生きていくことの重要性は理解している。

僕が言いたいのは、「卒業一年前になると当たり前のように就職に向けて動き出す世の中の流れと、その決められたレールを疑問にも思わないし当然と思って走り続ける日本人たちの視野の狭さ」を問いたいのだ。

あくまで「就職」は金銭を得るひとつの手段であって、それがレギュラー化するのはバランス的におかしい。ほとんどの人が、企業に就職するために就職活動するでしょう? それがおかしいということ。「就職」という選択肢を選ぶ人がいてもいいけど、そのレールを走るのは学校を卒業した人たちの1/3ほどであるべきだと思うんだ。あとの2/3の人たちは「就職」以外の他の選択肢を選んでもいいと思う。

「自分を磨くために修行をする」という人もいていいし、「自分で起業する」という人もいていいし、「山にこもって生きる」という人もいていいし、「コンテストや賞に向けてスキルアップをする」という人もいていいし、「何をすればいいかわからないから考える時間を持つ」という人もいてもいい。

大半が「就職」という「他人が作ったものに乗っかって生きていく」選択肢を選び、それを疑問に思っていないのが怖い。もちろん、就職してスキルアップをしたいという人もいるだろうが、ほとんどの人たちは就職難で「とにかく入れるところならどこでもいいから入りたい」という状態なのが現実なのでは?

学校を卒業して就職して給料をもらっているのはいいけれど、今の仕事に不満がある人は多いと思うよ。自分の存在意義というかさ、そういうところに疑問を持っている人は多いと思う。だけれど特に行動できない人、かなりいると思うんだ。これから学校を卒業するという人にたちには、そんな後悔はしてほしくないよ。

僕は柴犬として生まれて佐々木家に飼われ、今年で3歳になるけれども、そんな日本人たちの「仕事の選択肢の少なさ」に嘆き悲しんでいるんだ。あと、むりやり僕をお風呂に入れないでほしいね。僕の毛には最初から、汚れや水をはじく自然のコーティングがされているんだからさ。


このニュースをロケットニュース24で読む

●関連記事

ロケットニュース24

トピックスRSS

ランキング