スマホはレスキューツールにもなるんやで! 消防がiPhoneを使って井戸に転落した幼児を救出

ロケットニュース24 / 2012年4月5日 9時0分

スマホはレスキューツールにもなるんやで! 消防がiPhoneを使って井戸に転落した幼児を救出

中国雲南省蒙自(もうじ)市で、2才の男の子が深さ12メートルの井戸に転落するという事故が起こった。現場の情況と男の子の年齢を考慮すると、救助は緊急性が高くかつ困難になると予想された。

最悪、掘削機を使って井戸を破壊することも考えられたがそれには危険が伴う。地元消防はなんとiPhoneを使って救助作戦を展開、男の子を危険にさらすことなくスマートに救助したのである。

事故が起きたのは現地時間3月31日の19時頃だ。子どもが井戸に落ちたと通報があり、消防はすぐさま救助に向かった。男の子が落ちたのは直径30センチ、深さ12メートルの井戸。とても大人が下りて救助できる大きさではない。

井戸はすでに枯れており溺死の恐れはなさそうだ。だが現場の情況と年齢を考えると何度の高い救助になることは必至。井戸の中は空気は薄いと考えられたため消防はまず男の子の健康状態を優先し、チューブを下ろし井戸に空気を送った。

酸欠の危機は脱したものの、救助に立ちはだかる大きな問題は直接下りていくことができず、また深いため中の情況がわからないということだ。そこで消防は持っていたiPhone2台を使い、中の様子を中継しながら救助することにしたのである。

まず1台目のiPhoneのカメラを起動させた状態でロープにつけて井戸に下ろす。そこに映された映像が消防士の手の中にあるもう1台のiPhoneに中継されるのだ。

iPhoneに映った男の子には大きな怪我はなさそうだ。情況を見て消防は男の子の体をロープで固定し引っ張りあげるという作戦をとることにした。映像を確認しながら男の子にロープを脇の下にくぐらせるように指示。だが相手は2才児。なかなか指示通りにうまくできない。

途中、疲れて眠ってしまうこともあったが、家族の協力もあり男の子を元気づけながら救出作戦を続行。なんとかロープをうまく体に通すことができ、約3時間後、ようやく男の子の救助に成功した。搬送先の病院によると、男の子は顔と手足の擦り傷がひどいものの命に別条はないそうだ。

iPhoneがなければ、中の情況はわからず救助は大幅に遅れていただろう。多くの人はスマートフォンを電話をはじめ生活のための便利ツールとしてお使いだろう。だが使いようによってはレスキューツールにもなっちゃうのである。消防士の機転はすばらしいと言えるのではないだろうか。

参照元:Youku smgbb新聞


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