食品安全機関「運動中ではなく通常時に飲むスポーツドリンクは健康に悪影響である」

ロケットニュース24 / 2012年4月9日 14時0分

食品安全機関「運動中ではなく通常時に飲むスポーツドリンクは健康に悪影響である」

体内に不足した水分やミネラルを補うのに最適なスポーツドリンク。いまや私たちの生活ではとても身近な存在となっているが、みなさんはこのスポーツドリンクを普段どのようなときに口にしているだろうか。もしも部屋でくつろいでいるときやデスクワーク時に、汗もかいていない状態で飲んでいるとしたらそれは大きな間違いかも?

欧州食品安全機関(EFSA)が発表したところによると、スポーツドリンクは激しい運動をしたときの水分補給用に造られているため、通常時に飲むと身体に悪影響を与えかねないという。

通常、スポーツドリンクは500ミリリットルで100~150キロカロリーほどあり、これを消費するには20分ほどのジョギングが必要とのこと。さらに、なかには心疾患や行動障害との関連が指摘されるカフェインを含むものもあるという。そのためEFSAは、「スポーツドリンクは激しい運動をしているときに飲むべきものであり、無闇に利用するのは良くない」としている。

今回の発表に伴い、イギリスで2000人を対象に行われたある調査によると、20パーセントの人が運動量とは関係なく疲労を感じた時にスポーツドリンクを飲むと答えた。また、二日酔いになったら飲むという人も18パーセントいた。

さらに80パーセントもの人が、運動前の水分補給にはスポーツドリンクを飲まないと回答。「運動時に必要なものは?」との質問では、「水分」という答えが「オシャレなスポーツウェア」や「トレーニングの専門家」よりも下回ったという。

運動と肥満の分野において専門家である、英リーズ・メトロポリタン大学のポール・ゲイトリー博士は、スポーツドリンクに関する人々の認識は誤ったものだと危惧している。

「スポーツドリンクを摂取する量や状況について、間違った認識を持っている人が非常に多いようです。スポーツドリンクは、激しい運動によって水分不足になったときを想定して造られているので、それ以外のときに特に理由もなく飲むことは健康的に望ましくありません」とのこと。

なんとなく「炭酸飲料よりは良いだろう」と思って、普段からスポーツドリンクを選んでいる方もいるかもしれないが、欧州食品安全機関の研究結果が事実であれば、スポーツドリンク好きの方は、飲む量や状況を少し意識してみるといいかも?

参照元:Mail Online(英文)
photo: RocketNews24


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