【おはよう短編小説】ほとんどの人間は生産よりも消費ばかりして生活しているよね

ロケットニュース24 / 2012年4月11日 7時0分

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僕の名前は戸塚四朗。僕はいつも生産する側の人間でいたいと思っている。ほとんどの人間は生産よりも消費ばかりして生活している。自己満足のため、利己主義を貫いているのだ。もちろん、本人は利己主義だなんて微塵にも思ってないし、そんなことを言うと腹を立てるけどね。

「私は消費している分だけ働いて生産している」というのなら大間違い。ほとんどの日本人の人生は消費が大多数を占めていて、生産しているのはほんの一部の人たち。ほんの一部の人たちが膨大な量の生産おこない、消費ばかりしている庶民のために供給しているのである。それが僕の考え。

会社組織だってそうだよ。大企業といわれているメーカーでも、社員のほとんどが「一部のエリート社員」によって支えられているんだ。つまり、大企業といえど「生産性のない社員」もしくは「生産効率が著しく低い社員」をたくさん抱えているわけ。だから大規模なリストラをしても大きな影響はないんだよ。

僕は不思議に思うんだ。美味しい料理を食べたら「美味しい」という感情だけで終わってしまう人がいることを。おもしろい映画を観たら「おもしろい」で終わってしまう人がいることを。どうしてその先の感情が芽生えない? どうして「僕も作ってみたいな」とか「どういうレシピなんだろう? 研究してみよう」とか思って、それを実行に移さない?

そして、自分が生み出したものを多くの人たちに知ってもらおうとしない? 生産をして供給しようと思わない? 僕の言ってる「生産」は物質のことだけじゃないよ。あらゆる物事すべての生産のことなんだ。感動を得るだけじゃなく与えることも大切なのに、一生、本当の意味での「消費者」で生きていくのかなあ。自分や周囲が楽しければいいって考えなんだろうなあ。友だちにそう言ったら殴られた。
 


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