盲導犬が虐待により行方不明に / 歩きながら排尿する異常な写真も「やせ衰え皮膚炎を起こし全ての被毛が抜け落ちていた」

ロケットニュース24 / 2012年4月13日 6時45分

盲導犬が虐待により行方不明に / 歩きながら排尿する異常な写真も「やせ衰え皮膚炎を起こし全ての被毛が抜け落ちていた」

目に障害がある人のために活躍する盲導犬。厳しい訓練を経てテストに合格した犬のみがなれるのだが、残念なことに長崎の盲導犬がユーザーにより虐待され、行方不明になっているのではとインターネット上で物議を醸している。

その盲導犬の名前は『アトム』。2009年11月にユーザーへ貸与されてから2012年1月23日に突然失踪し、数カ月が経った4月13日現在もその行方は明らかになっていない。

アトム号への虐待疑惑は2009年12月に初めて通報があり、2010年の5月には虐待を目撃した近隣の住人達の通報により、一旦九州盲導犬協会に引き上げられた。

だが、その後2010年8月に虐待を行ったとされる同じユーザーに九州盲導犬協会はアトム号を再貸与。その後2012年1月20日に再度獣医にチェックを行ってもらった後、週明けに引き上げる予定だったのだが同月23日、アトム号は突然失踪してしまったのだ。

虐待についてはさまざまな情報が飛び交っており、具体的に分かっている内容については一枚の写真からのみ見ることができる。それは、「アトム号が歩きながら排尿をしている」ということである。

この写真は長崎県の動物愛護団体がブログにて公開しているもので、見てみると確かにジグザグに歩きながら排尿をする異常な光景が写っていた。普通の犬でも排尿を時は止まってするものだが、ジグザグに尿のあとが写っていることから「無理やり引きずられながら排尿をしたのではないか」ということが予想できる。

また、これ以外にも長崎県在住のブリーダーの方はブログでこの事件について、以下のように記載していた。

*昨日ある著名な人物から、電話連絡を受けた。それは不幸な日々を送らざるを得ない盲導犬達についての話であった。

*2009年12月21日:長崎県庁の盲導犬貸与式にて盲人とされる男性に引き渡された盲導犬アトム。その後のアトムの一日は、大きく変わってしまった。

*食事や水は、『いっぱいやれば糞や小便ばするけん、少しやればよかと。』との考えの元、毎日わずかな量しか貰えてもらえなかった。
アトムの体は徐々に、衰弱を極め衰えて行ったと言う。

その男性が浜の町付近で、アトムのハーネスを引っ張りながら先導して歩く姿を、多くの人が目撃した。盲人である男性が、盲導犬のハーネスを引っ張りながら歩いている?何とも異様な光景である?????

『盲導犬は、小便やくそは何時間でも我慢できる』とう考えから、排泄の時間も設けられず、我慢の限界を超えたアトムは、歩きながら小便を垂れ流していた事も、度々多くの人に目撃されていた。

*そのアトムの様子を、人々は警察や県庁にも報告している。その人々の声有りて2010年5月、あまりにも不適切な飼育現状に、アトムは協会にいったん引き揚げられた。その時のアトムの状態:やせ衰え、胸から腹部は皮膚炎を起こし、全ての被毛が抜け落ちていたという。

*しかしその年の9月、同人物に、アトムは、不幸にも、再貸与された。現状は以前と変わらず、飼育状態は劣悪なまま。たまりかねたアトムは、その家から何度も脱走を図ったという。盲導犬が脱走?それは余程の場合のみである。誰しも我慢には限界がある。

以前本で読んだが、盲導犬はタバコの火を押し付けられても、必死に耐える。(このような非道な行為をする人間がまた、存在するのも現実である)完全にマインドコントロールされた犬である。余程の事でなければ、脱走はあり得ない。
ブログより引用

このブリーダーの方のお話が事実であれば、アトム号は従順な盲導犬ですら耐えられないほどの相当劣悪な環境に数年間おかれていたということだ。人間のために厳しい訓練を乗り越え、頑張ってきたアトム号が逃げ出さなければならなくなった状況を生み出してしまったのは非常に残念なことである。

現在も警察によりアトム号の捜索は続けられているというが、いち早く保護し安心できる環境に置かなければ命に関わる状態になってしまうかもしれない。人に慣れているはずの盲導犬が数カ月も姿を現さないというだけでも一刻を争う状態なのは明らかである。

長崎県付近にお住まいの方は、アトム号らしきラブラドール・レトリバーを見かけたらすぐに九州盲導犬協会(092-324-3169)まで連絡していただければと思う。


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