【おはよう短編小説】自分しかわからない自分のためのモラルを守る

ロケットニュース24 / 2012年4月17日 7時0分

【おはよう短編小説】こんにちは、48歳のオッサン、杉山徹です。通勤電車に乗っていると、恥ずかしながら女性のおっぱいに目がいってしまう。しかしながら不思議なことに、オッサンにはまったく目がいかない。どうして同じ人間なのに、女性のおっぱいには目がいくのに、おっさんには目がいかないのだろうか?

女性のおっぱいに目がいってしまうのは、私が男性だからだろうか? ということは、女性ならオッサンに目がいくかもしれない。そのことを同僚の女性に聞いたのだが、絶対にオッサンに目がいくことはないという。はてさて……。

28歳の部下に「君はおっぱいに目がいくかね?」と聞いたところ、「もちろんですよ。通勤電車に乗っていたら必ず目がおっぱいにいきます。おっぱいを見てから顔をチェックするという順番で目線が動きますね」と言ってた。

そんなにジロジロ見たらさすがにセクハラだろうと思ったのだが、34歳の部下も、42歳の部下も、みんな電車に乗っているとおっぱいに目がいくとのこと。でもこれ、いやらしい気持じゃないし、けっして痴漢をしたいとは思わない。

エロとか痴漢とかハレンチな気持ちじゃないのに、なぜか電車の中で女性を見るとおっぱいに目がいってしまう。これは男性の性(サガ)なのだろうか? そういう気持ちがもっともっと強い男性が、痴漢という卑劣な犯罪に手を出してしまうのだろうか?

ということは、少なからず私も痴漢予備軍になりえるのだろうか? 性欲ではないと確信していても、女性を見るとおっぱいに目がいくのは事実であり、やや自分が不安になる。重犯罪の痴漢は、女性を悲しみの底に落とす最悪の死犯罪行為だ。

だが、痴漢をしていなかったとしても、もし女性が「自分のおっぱいが見られている」と気がついたら、絶対に気持ち悪いと思って悲しむだろう。だから私は、無意識におっぱいをみないように心がけるようにした。たとえ性的な気持ちがなかったとしても、女性のおっぱいを見ていいわけではないのだ。

相手が事実を知って悲しむことはよそうと思ったのである。つまり、自分しかわからない自分のためのモラルを守るということである。それが、清い人間として生きていくということなのかもしれない。


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