【びっくり動物トリビア】カンガルーは3つの膣を持っている!
ロケットニュース24 / 2012年4月22日 22時0分
カンガルーといえば、みなさんは何を思い浮かべるだろうか? オーストラリア、お腹の袋、ボクシング、とりあえず飛び跳ねまくってる、などなど色々あるかと思うが、もうひとつカンガルーに関する重大な事実を付け加えたい。
それは、カンガルーの雌は3 つの膣を持っているということだ。「え?」と我が目を疑ったあなた、いや本当なのだ。カンガルーは3つの膣を持っているのだ!
これはイギリスのドキュメンタリー番組「Inside Nature’s Giants」で紹介されていた内容だ。それによると、カンガルーやコアラ、ウォンバットのような赤ちゃんをお腹の袋の中で育てる有袋類の動物の雌は全て3つの膣を有しているという。
彼らの膣の構造を簡単に説明すると、自転車のタイヤのような円状のチューブの真ん中に管が1本通っているようなイメージだ。この左右と真ん中に通る3本の管がカンガルーの膣なのである。サイドの2つの膣は2つの子宮に精子を運ぶ役割を持っている。そして、中央の膣は子宮で成長した赤ちゃんを外に運ぶ役目をする。
一体どうやって2つの膣に精子が入るのかと疑問に思うが、多くの有袋類では雄の生殖器は先端が2つに割れており、2つの膣に精子を送ることができるのだ。これまた驚きの事実である。
また、カンガルーの赤ちゃんが非常に小さな段階で産まれてくる理由についても番組は言及している。カンガルーの赤ちゃんは、ジェリービーンズ1粒ほどの大きさで産まれてくるが、それは中央の膣が非常に細いため、あまり大きくなると外に出てこれなくなるためではないかと言われている。
さらにびっくりなことに、雌のカンガルーは一生いつでも妊娠できるという。そして、カンガルーのお母さんは3匹の子どもに同時に栄養を与えることができる。お腹の袋から外に出た長男、袋の中ですくすく成長中の次男、子宮にいる三男といったぐあいに、別の場所にいる子ども達に同時に栄養を与えられるのだ。
このように、とても複雑で不思議な生殖器官と身体機能をもつカンガルー。もはや「カンガルーといえばお腹の袋」だけではない。カンガルーは「3つの膣」を持つこともお忘れなく。
(文=佐藤 ゆき)
参照元:io9(英文)
photo:flickr Flying Cloud
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