世間を騒がせたバービー人形10選 / 未婚の母、胸が成長する、セクシーすぎるなど

ロケットニュース24 / 2012年5月6日 18時0分

世間を騒がせたバービー人形10選 / 未婚の母、胸が成長する、セクシーすぎるなど

1959年にバービーが誕生してから53年。以来、バービー人形は半世紀以上もの間、多くの女の子に愛され、アメリカだけでなく世界中で圧倒的な人気を誇ってきた。

しかし、バービー人形は無条件に愛され可愛がられ続けてきたわけではない。これまで製造元のマテル社は様々なバービー人形を開発、販売してきた。そのなか一部の消費者の怒りを買ったり、大論争を巻き起こしてきたバービー人形は一つ、二つどころではない。今回は過去に世間を騒がせてしまったバービー人形たちをご紹介したい。

1.一部の黒人層の怒りを買った「オレオバービー」
オレオクッキーとバービー人形のコラボレーションによる「オレオバービー」が過去に発売された。人気製品同士のコラボによる成功を期待していたのだろうが、これが大批判を呼んでしまった。というのも、「外は黒いが中は白い」オレオは黒人差別を象徴しているという非難の声が上がったのだ。

2.あと一歩の詰めが甘かった「車いすバービー」
車いすに乗ったバービーのお友達「ベッキー」。アイデア自体はユニークで良かったかもしれない。しかし、販売後に思わぬ指摘が入った。脳性まひを患っている10代の女の子が「この車いすはバービーのドリームハウスのエレベーターに入らないんだけど」と指摘したのだ。せっかく作ったものの、設計の詰めが甘かったせいで、マテル社は気まずい状況に陥ってしまった。

3.保守的な親に批判された「夫のいない妊娠バービー」
なんとお腹に小さな扉があり、扉を開けるとちっちゃな赤ちゃんが入っているという人形「ミッジ」をマテル社は過去に発売している。彼女はバービーのお友達だ。しかし、一部の親はこのミッジを「道徳的にけしからん!」と批判。というのも、彼女は夫と一緒に発売されなかったため、未婚のまま妊娠したとみなされたのだ。これが保守的な親の怒りを買ってしまった。

4.親の怒りを買った「KEN」タトゥー入りのバービー
同様に保守的な親の怒りを買ってしまったのは、腰にタトゥーの入ったバービーだ。しかも、ハートマークの中にバービーの恋人「KEN」の名前がしっかり刻まれているという、なかなか大胆なタトゥーである。これには一部の親はいい顔をしなかった。

5.大批判を浴びた「胸と背丈が成長するバービー人形」
こんなバービー人形がかつてあったのか! と驚きを隠せないのが、胸と背丈が成長するバービーの妹「スキッパー」だ。スキッパーの背中に埋め込まれているダイアルを回すと、背を高くしたり、胸を大きくできるのである。思春期の成長過程を学んでほしいというコンセプトで開発されたそうだが、不快なアイデアだという声も多く親のひんしゅくを買ってしまった。

6.「道徳への脅威」とサウジアラビアに攻撃されたバービー人形
2003年、サウジアラビアの宗教警察はバービーが「道徳への脅威」であると徹底批判した。「肌の露出が激しい服を身に着け、卑猥なポーズをし、アクセサリーなどを着けているバービー人形は異常な西欧のシンボルだ。彼女がもたらす脅威に警戒すべきだ」と社会に呼びかけた。

7.「娼婦」と呼ばれた「セクシーバービー」
網タイツに、黒の革ジャン、革ブーツに身を包み、ばっちりメークで決めている、小悪魔な雰囲気たっぷりのセクシーなバービーは、まあ当然ながら、多くの大人に受けが悪かった。キリスト教の団体はこのバービーを「娼婦」と呼び、批判した。

8.またもや親の怒りを買ったティーンエイジャーの「妊娠バービー」
先に紹介した妊娠バービー人形「ミッジ」をめぐる論争が過去に勃発していたにも関わらず、マテル社は新たに、お腹の大きなティーンエイジャーの「妊娠バービー」を発売した。これがまたもや、多くの親の怒りに火を点け、ティーンエイジャーの妊娠を助長している」と非難を浴びた。

9.言いたい放題言われまくった「黒人バービー人形」
ぷっくりした唇に、幅広の鼻、がっちりした頬骨にカールした髪を持つ「黒人バービー人形」。発売されたものの、「黒人らしさが十分に表現されていない」という批判が噴出。その他「ただ日焼けしたバービーだ」と言う人もいれば、「肌の色が黒すぎる」と言う人も。「黒人らしさ」をめぐって様々な声が上がった。

10.過激なダイエット本を手にしていると批判されたバービー人形
レトロな髪型で、ピンクのパジャマとガウンを身に着けたバービー人形は、一見何も問題がないように思えた。しかし、このバービーが手にしている本が問題とされたのだ。なぜなら、この本はダイエット本で、本にはダイエットのアドバイスとして「食べるな」と書かれてあったからだ。この極端な記述を問題視した大人から批判が起きた。
 
以上が世間を騒がせた10のバービー人形だ。半世紀もの間、時代と共に生まれ変わっていったバービー人形は、時にぶっとびすぎて、一部の消費者の怒りを買いながら、それでもたくましく生きてきたのである。

そして、保守派とリベラルの対立、人種差別問題などアメリカ社会の様々な側面が垣間見れるバービー人形論争は、まさにアメリカの実態を映す鏡と言えるのかもしれない。

(文=佐藤 ゆき
参照元:Style Guru USA TODAY(英文)


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