注射が怖い方必見! 「注射針から目をそむけると痛みがやわらぐ」というのは本当だった

ロケットニュース24 / 2012年5月23日 10時0分

注射が怖い方必見! 「注射針から目をそむけると痛みがやわらぐ」というのは本当だった

あのチクっとした注射の痛みは、何度注射を受けようとも苦手な方が多いだろう。そんな注射の痛みを抑える方法として「注射針から目をそむけろ」と言われることがよくあるが、それは単なる気休めのアドバイスではなかったようだ。注射針から目をそむけることで確かに痛みが和らぐことが研究によっても明らかになったのだ。

実験を行ったのはベルリンの医科大学とハンブルグの医療センター大学の研究チームだ。実験では、被験者に手が針に刺される様子、手に綿棒が触れる様子、ただの手という3種類の短い映像を見せた。映像は、あたかも被験者自身の手がそうした感触を得ているような位置で映し出された。そして、被験者が映像を見ている間に弱い電気ショックを与えた。

実験中に被験者が感じている痛みのレベルを判断するため、被験者の眼と瞳孔拡張の状態をモニターした。その結果、与えられた電気ショックの大きさは同じだったにも関わらず、綿棒が手に触れる映像やただの手の映像よりも、針が手に刺さる映像を見た時が最も痛みの感覚が強いという結果になった。

研究チームによると「どれだけの痛みを予測するか」が感じる痛みの強弱を決めるポイントであるという。つまり、注射針が刺さる様子を見て、痛みに対する恐怖を抱き、痛みを予測すること自体が痛みの感覚を強めているのだそうだ。

研究チームの主要メンバーであるマーリオン・ホフレ氏は「注射前に医療スタッフから与えられる情報を基に抱く痛みに対する予測もまた、針が刺さる様子を見るときに感じる痛みの強さに影響を与えます」とも話す。また、ホフレ氏によると、針に刺されるところを見ると痛みの感覚が強くなるのと同時に、自律神経の活動が高まるのだそうだ。

痛みの感覚は心理的な影響が強いという今回の結果は、注射以外の他の痛み対策にも応用できるかもしれない。ともかく注射に関しては、注射の痛みが好きという稀な方以外は、針から目をそむけた方がよさそうだ。

(文=佐藤 ゆき
参照元:Mail Online(英文)
photo:flickr stevendepolo


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