あなたは大丈夫? あらゆることを説明しなきゃ気がすまない「説明症候群」とは

ロケットニュース24 / 2012年5月27日 20時0分

あなたは大丈夫? あらゆることを説明しなきゃ気がすまない「説明症候群」とは

何でもかんでも説明しなければ気がすまなかったり、自分の知っているトリビアな知識を披露したがる人があなたの周りにはいないだろうか? もしくは自分がそれに当てはまるかもとドキッとした方もいるかもしれない。

海外メディア「io9」は上記のような癖の持ち主を「説明症候群」と称し、その特徴を紹介している。日本にも結構多いような気がするこの症状。その特徴と治すための方法を紹介したい。

まず、「説明症候群」にかかりやすい人は次のような特徴をもつ傾向があるという。高学歴であり、細かい情報が好き、物事に対して過剰な関心をもっている、さらにネットにどっぷりつかっていることが多いのだそうだ。そして以下が具体的な症状である。

初期症状は「フリーマーケットの語源」のような割りと多くの人が関心を持ってくれる可能性のあるトリビアを、ウィキペディア等の情報サイトで得た知識を元に披露することから始まる。それが段々ひどくなると、「現在においてアダムスミスが資本主義者として値しない理由」というような恐らくほとんどの人が興味を持たないようなことまでも、周囲の人全員に説明することが当たり前だと思い始める。

このように相手が興味を持たないようなことに関しても、とことん説明しなければ気がすまなくなるのが「説明症候群」だ。説明するという行為には中毒性がある。一度始めたらヤミツキになってしまうのだ。

こうした「説明症候群」が生まれた背景としてはやはりネット社会の普及が大きいだろう。ネットが普及した今、何に関しても大まかな情報を得ることができる。漠然としか知らない事に対しても意見を持ちたくなるのが人間というもの。それがさらに一歩進んで、まるで専門家のように自分が得た知識を人に披露したくなってしまったら「説明症候群」になってしまったといってよいだろう。

「説明症候群」の人々は、深いところでは話している内容について本当に理解していないにも関わらず、自分ではそうではないと思い込んでいるという。ある意味自分を騙す「自己欺瞞(ぎまん)」の状態なのだ。

では、この「説明症候群」の治療方法はあるのか? io9の記者が提案している方法は「分からない」とつぶやいてみることだ。朝起きて鏡を見ながら、自分に問いかけてみよう。「肌を傷つけずに髭をそれる最高のカミソリはどれだ?」「分からない」「ギリシャの議会があんなに混乱する歴史的な背景はなんだ?」「分からない」

分からない、分からない、分からない……そう、世の中分からないことだらけだということをまず自覚することが自己欺瞞(ぎまん)を解消する第一のステップとのことだ。こうして色んな疑問を抱くようになれば、「分かる」という気持ちも失せて、説明しなきゃという強迫観念も同時に去っていくだろう。

自己欺瞞(ぎまん)に陥らないためにも、そして周囲の人々に迷惑をかけないためにも、「説明症候群」にはお気をつけあれ。

(文=佐藤 ゆき
参照元:io9(英文)
photo:flickr o5com


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