元受給者の妻が語る「生活保護」から抜け出せなくなる理由 「抜けたとたんに医療費全額負担」「プライバシーへの干渉」など

ロケットニュース24 / 2012年6月2日 15時0分

お笑いコンビ「次長課長」河本準一さんの家族の、「生活保護」不正受給疑惑が持ち上がって以来、その制度が取りざたされいる。このところ芸能人の家族が受給しているケースが相次いで発覚すると同時に、本当に生活が困窮している人が、受給できないといったケースもあるようだ。

そんななか、とあるネットユーザーの発言に注目が集まっている。その人物の配偶者は以前生活保護を受給していたそうなのだが、一旦受け始めると容易には断ち切ることができないと語っているのだ。

「The_Faceless_D」さんの配偶者は、結婚したことを機に受給を辞退したという。保護を抜け出すのには相当な努力を要するとつづっている。その理由について公開した内容を、要約してご紹介しよう。
 
■元受給者の妻が語る生活保護から抜け出せない理由(要約)
「生活保護受給者には、貯金がない。しかし、抜けたとたんに、医療費の支払いが全額のしかかる。生活保護を抜けたとき、そのあと、医療費の支払いをしようとしても、支援法の適用がないことを知らなかった。そもそも、自立支援法自体知っている人がまれだと思う」

「生活保護受給者は、基本的には相談に乗ってくれる友人もおらず、専門的なアドバイスをくれる専門家のつてがない。そもそも、きちんとした知識を持つ専門家自体がまれである。生活保護受給者が孤独なのは、生活時間が荒れてしまうからだ。友人とも縁が切れてしまう」

「この生活は泥の中に眠るようなものだ。明日も今日と同じ日をやり直すという気持ち。明後日もずっと死ぬまでそうだ、と思うとそれはそれは恐ろしい。明日も明後日も心配なく生きることができる。それは、ありがたい。しかし、ここから抜け出る手だてはない」

「結局のところ、生活保護から抜けるためには、そこから引き上げてくれる存在が必要である。お金を貸してくれたり、専門的なアドバイスをくれるような存在なしには、抜けることは大変に困難だ。貧困は貧困を呼ぶ。貧困とは、貧困から抜ける手段を奪われることらしい」(以上、Twitterより引用)
 
ポイントをまとめると、「お金がないから保護を受ける、しかし抜け出すためには、お金が必要」であること。そして「相談できる相手がいない」、そのうえで「生活を改善する気力を失っていく」とのこと。金銭的な支援と人道的な支援、このふたつがなければ抜け出すのは難しいようである。

このほかにも抜け出せない理由が書かれているので、詳しくはThe_Faceless_Dさんの発言まとめを参考にして頂きたい。今後生活保護について、制度の見直しや改正がなされる可能性がある。本当に困っている人の力のなるようにして頂きたいものである。

※追記(2012年6月4日18時) 元となる内容を読み誤り、誤解を招く表現がありました。修正しお詫び申し上げます。

参照元:Togetter 「元受給者の妻が語る生活保護から抜け出せない5つの理由」


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