「太っている人はどんなに頑張って痩せても過去のネガティブなイメージを払拭できない」という研究結果

ロケットニュース24 / 2012年6月6日 17時0分

「太っている人はどんなに頑張って痩せても過去のネガティブなイメージを払拭できない」という研究結果

肥満を克服すべく日々ダイエットに励む方には悲しすぎる研究結果が報告された。

英マンチェスター大学、米ハワイ大学、豪モナシュ大学の共同研究によると、太っている人はどんなに頑張って痩せても、過去のネガティブなイメージを拭い去ることはできないというのである。

研究者たちは被験者273人を対象に、31歳の女性5人の写真を見てもらいそれぞれの魅力を評価してもらった。

5人の女性のうち1人はこれまで一度も肥満になったことがないスリムな女性、もう1人は過去も現在も肥満の女性、残りの3人は過去に太っていたことがあるがダイエットにより30キロほどの減量に成功したスリムな女性たちだ。被験者たちにはこの情報のみが伝えられており、女性たちの性格などについては一切知らされていない。

実験の結果、被験者の大多数が一度も太ったことがない女性よりも努力して痩せた3人の女性たちを低く評価していることが判明。つまり現在がどうあれ、過去に肥満だった人は太ったことがない人と比べると魅力的ではないと判断されたのだ。

さらに、被験者たちに女性5人の印象を聞くと、現在はスリムであるにもかかわらずダイエットをした3人に対して “欲張り” や “怠惰” などのネガティブなイメージを抱いていることも明らかになった。

研究に携わったハワイ大のラトナー博士によると、「肥満という過去のマイナスイメージは想像以上に印象強いことがわかりました。ダイエットに成功することよりも、他人が自分に対して持つ肥満というイメージを克服することのほうが難しいのかもしれません」とのこと。

また、マンチェスター大のオブライエン博士は「過去に太っていた人は痩せた後も肥満に対する社会的偏見に苦しんでいる可能性があります。努力して減量したにもかかわらず、肥満だったことへの偏見に直面する彼らの苦しみは本来あるべきではないものです。これをなくすには、社会に根付いた意識から変えていく必要があります」と語っている。

ダイエット成功者のなかには、これをすでに経験済みという方もいるかもしれない。なんとも悲しすぎる研究報告だが、現在減量に励んでいる方はこの結果に心折れることなく頑張っていただきたいものである。過去の肥満に対する偏見よりも痩せたことへの努力を認めてくれる人があなたの周囲にもきっといると願いたい。

参照元:Mail Online(英文)
photo: flickr Tobyotter


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