【インド】 女性が “おしっこ権” を叫び立ち上がる / インド政府も承認

ロケットニュース24 / 2012年6月20日 8時0分

【インド】 女性が “おしっこ権” を叫び立ち上がる / インド政府も承認

日本では、百貨店に行っても映画館に行ってもどこに行っても女子トイレは混雑している。それを見越して女子トイレを男子トイレより多く設置している施設も少なくない。

2011年にオープンした大阪のショッピングモール「ルクア」では「主要客である女性を並ばせてはいけない」と男女トイレ比を2:8にするという大胆な策をとり話題となった。女性のトイレ事情は経済にも影響するらしい。

だが、同じ女子トイレ事情でも、インドは日本とは様相が異なるようだ。インドでは女子トイレが極端に少ない。そのことに不満を感じていた女性たちが「女性にも外出先でおしっこをする権利がある!」と “おしっこ権” を旗印に立ち上がったそうだ。

海外メディアによると、インドでは長らく深刻な女子トイレ不足に悩まされていたそうだ。例えば、人口2000万人のムンバイ。政府の公共衛生部門の発表によると男子には5993間もの個室と2466個の小便器を設置しているのに対し、女子トイレはわずか3536間。倍以上の差がある

だが、これは単純に数だけの問題ではない。男性は、大と小で個室、小便器と使い分けている。しかし女性はいずれも個室を使用するに関わらず、個室の設置数は男性より遥かに少ないのだ。その不便さは数字だけからは読み取ることができない。また首都のニューデリーでも男女のトイレの設置比率は1534:132だという。

この情況にインドの女性らは立ち上がった。「女性にも外出先でおしっこをする権利がある!」と “おしっこ権” を叫び運動が始まったのだ。そして数カ月の運動ののち、先日、ムンバイ市側はついに彼女らの主張を認め、ようやく女子トイレの増設を決定したそうだ。

社会活動家によると公衆トイレにおける男子トイレ・女子トイレの極端な差は事実上の女性に対する差別であるそうだ。「私たちは “おしっこ権” についても基本的な市民の権利だと考えています。これも人権です」とのことである。

トイレは人間の生理現象であるとともに、現代都市では人間らしく生きるために必要な設備である。この “おしっこ権” の承認も「これから伸びる」と言われているインドの発展の象徴なのかもしれない。

参照元:新華網(中国語)


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