「あなたのその作り笑いはバレてますよ! 誰も傷つけないけどね」という研究結果

ロケットニュース24 / 2012年7月9日 7時0分

「あなたのその作り笑いはバレてますよ! 誰も傷つけないけどね」という研究結果

たいして面白くもないのにその場の状況に配慮してついついやってしまう “作り笑い” 。満面の笑みと笑い声で完璧に繕ったつもりでも、「もしかしてバレてる?」なんてふと不安に思ったことはないだろうか。

この疑問の答えが、なんと実験によって明らかにされたという。結論から言うと、あなたのその作り笑いは……バレバレ! だそうだ。

英ロンドン大学のソフィー・スコット教授は、被験者たちに本物の笑い声と作り笑いをしたときの声を聴かせ、偽物の笑い声を言い当ててもらうという実験を行った。その結果、被験者たちはほぼ完璧に本物と偽物を区別することができたという。

また、実験時の被験者たちの脳内がどのように働いているのかスキャンして調べたところ、本物の笑い声を聴いているときは聴覚の処理を行う側頭葉の働きが活発になっていた。通常、人が耳にしたすべての音はこの側頭葉で処理される。

それに対し、作り笑いの声を聴いたときは内側前頭前皮質と呼ばれる脳の一部がより活発な反応を示すことが判明。この部分は、物事を実行する際の動機づけを行ったり、他者の考えや行動の理由を推測するといった機能を担っている。

教授は、「ほとんどの場合において、人は本心から出る笑いと作り笑いとを区別できるということが明らかになりました。しかしここで重要なのは、例えば自分の話に対して相手が作り笑いをしていることに気付いたとしても、たいていの人は悪い気はしないということです」と語っている。

作り笑いは、その場の状況を読んで物事を円滑に収めようという気持ちの表れであり、社会生活における潤滑油のようなものなのです。心の底から笑っているわけではないことはわかっていても、悪意がないこともわかっているため、ポジティブに受けとめることができ誰も傷つかないのです」とのこと。

つまりこの研究結果によれば、全然面白くない上司の親父ギャグでもとにかく作り笑いをしておくと良いようだ。あなたの努力もむなしくその笑顔と笑い声がフェイクであることは見破られているが、バレてはいても人間関係を良好に保つことができるようである。

参照元:Mail Online(英文)
photo: flickr frankjuarez


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