【すき家 情報】フリスビー丼だっていいじゃないの / うまいんだから

ロケットニュース24 / 2012年7月20日 22時0分

【すき家 情報】フリスビー丼だっていいじゃないの / うまいんだから

牛丼レストラン『すき家』の「まぐろたたき丼」は、別名フリスビー丼と呼ばれている。見本の写真では美味しそうに盛り付けされているまぐろのたたきだが、実際に提供されるものはフリスビーのような円形の塊(かたまり)になっているからだ。

きっと冷凍か冷蔵のレトルトパックにまぐるのたたきが入っており、それを解凍して丼に盛り付けしているから、味気ない形状のまま提供されているのだろう。ひと手間かけて、調理器具などでほぐせばいいと思うのだが、コストがかかるからなのか、それはやらないようである。

しかし、見た目は美味しくなさそうだが味は格別に美味しい。だから私はこう思ったのだ。「フリスビー丼だっていいじゃない。うまいんだから」と。腹を空かせて歩いていると『すき家』の看板が目に入った。2年ぶりにフリスビー丼を食べたくなった私は、躊躇せず『すき家』に駆け込んだ。

2010年の秋、『すき家』を運営しているゼンショーの広報室長はフリスビー状態で出されるまぐろのたたきについて「改善せねばです」と Twitter でコメントしていた。あれから2年が経過した。はてさて、どう改善されているのか。

目の前に出されたまぐろたたき丼は、2年前と同じくフリスビー丼だった。しかし私はガッカリしなかった。悲しくなるのではなく、むしろ「これこれ、これが食べたかったんだよ」と心を躍らせてしまったのである。

そう、いつの間にか私は、『すき家』のまぐろたたき丼は「フリスビー状態」じゃなきゃダメだと思うようになっていたのだ。フリスビーだからこそ美味しいと思うようになっていたのである。そして私は良い意味で「コイツめ! まったく『すき家』は相変わらずだなあ」と思ったのだった。

2年ぶりのフリスビー丼を目の前にして1分間ほど感動で静止していた私だが、我にかえってワサビと醤油を混ぜたものをフリスビーにぶっかける。ミンチ状のまぐろにジンワリと醤油が染み込んでいく。たぶん、まぐろのほかに何かしらの油がたっぷりと混ぜられているのだろう。マッタリ感がハンパなく、濃厚な味を堪能できる。ジャンクだが美味しい。これでこそ『すき家』のフリスビー丼だ。

ゼンショーの広報室長が「改善せねばです」と言いながら、2年経っても改善されていない現状。本来ならば、客の意見を取り入れない適当な仕事をしていると感じるかもしれない。しかし、本当に職務怠慢なのだろうか? 私は広報室長が「フリスビーかどうかは問題じゃない。うまけりゃ正義。きっと味で満足してもらえる」という結論に至ったからこそ、フリスビーのまま提供しているのだと思っている。

「コストがかかるから」とか「手間だから」とか「衛生管理が難しいから」とか「もうみんなフリスビーとか言って騒がなくなたかな?」という理由で放置しているわけがない。

皆さんも、『すき家』でまぐろたたき丼を食べてみてほしい。見てくれはフリスビーだが、味はしっかりと満足できるものになっているはずだ。そして私はフリスビーを箸で砕いて口へと運ぶ。うん、うまい。


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