脂肪を注入して痩せる時代が来る!? 実験で脂肪細胞を移植すると痩せることが判明 

ロケットニュース24 / 2012年9月12日 16時0分

脂肪を注入して痩せる時代が来る!? 実験で脂肪細胞を移植すると痩せることが判明 

ちょっと油断しただけで増えるのに、頑張っても中々落ちない。美と健康を追求する人の敵「脂肪」である。

ダイエットに励んでいる人は誰だって一度くらい脂肪吸引を考えたことがあるのではないだろうか。今、アメリカでまったく逆の発想の研究が行われいるそうだ。なんと脂肪に脂肪を注入して脂肪を減らすというのである。

この研究を発表したのはアメリカ・オハイオ州立大学の研究チームだ。

「脂肪」というと体内のエネルギーを蓄積するものと認識されている。「ぜい肉を作る嫌な奴!」という印象が強い。しかし、この働きをするのは「白色脂肪」と呼ばれるもののみだ。実は脂肪にはもう一種類ある「褐色脂肪」というものだ。

褐色脂肪は脂肪細胞であるにかかわらず、白色脂肪を燃焼することができる。同じ脂肪でも褐色脂肪細胞を多く持つ人はそうでない日とより痩せやすい体質だと言える。この褐色細胞の主なはたらきは体温維持だ。このため冬眠時の動物や新生児が多く持つ。

オハイオ州立大学で行われた実験では、ゲル状の褐色脂肪細胞カプセルをマウスの体内に移植した。当初は移植した褐色脂肪細胞が体内の白色脂肪の燃焼を助けると見ていたそうだ。

しかし、マウスの体内では予想外のことが起こっていたらしい。体内の白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に変化していたのだというのである。80日間の観察では、マウスは過剰に栄養を摂取していたにも関わらず、腹部が20パーセントも痩せていたことがわかった。しかも褐色脂肪移植に対する拒絶反応はなかったという。

痩せるためには、適切な食事を摂り運動をして体を鍛えるのが正攻法である。しかし健康上の理由でそれがなかなかできないこともある。また脂肪吸引には相当な痛みが伴う。それを考えると副作用や痛みの少ない画期的な方法であると言える。実用化のためにはもう少し研究実験が必要だそうだ。

参照元:Dvice(英語)

photo:Rocketnews24.


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