「愛娘に “友達” を与えたい」ダウン症の子どものために人形を製作する母親に世界中が感動

ロケットニュース24 / 2013年3月21日 9時0分

「愛娘に “友達” を与えたい」ダウン症の子どものために人形を製作する母親に世界中が感動

アメリカでひとりの母親が愛娘のために作った人形が話題になっている。ダウン症候群である愛娘が自分に似ている人形がないと言ったことがきっかけで、母親はダウン症の子どもの特徴を反映させた人形製作に取り組み始めたのだ。

「障害を抱えた子どもに一生の友達を与える」ことをミッションとしたこのプロジェクトに、世界中から多くの共感の声が上がっている。

米ペンシルベニア州に住むコニー・フェダさん(49歳)がこの人形製作に取り組み始めたのは、ダウン症候群である愛娘のハンナさん(13歳)のひと言がきっかけだった。ある日、ハンナさんは広告を見ながら「広告にのっている人形はどれも自分に似ていない」と漏らしたのだ。

女の子にとって一緒に遊ぶ人形は大事な「お友達」であり、生涯大事にし続ける存在にもなりうる。そのことを分かっていた母親は娘にとっての「お友達」を作るべく、ダウン症である娘の特徴を反映させた人形を作るプロジェクトを立ち上げた。

プロジェクト「ダウン症のための人形(Dolls For Downs)」は、「障害を抱えた子どもに一生の友達を与える」、そして「正直で、好意的な観点から障害を持つ子どもを表現すること」をミッションに掲げている。

フェダさんは、彫刻家のカレン・スコットさんや作業療法士、ダウン症の子どもを持つ親たちのアドバイスやサポートを得ながら、人形を製作した。出来上がった試作品は46センチの大きさで、アーモンド型の目や低い鼻、ふっくらとした手など、ダウン症の子どもの身体的特徴が反映されている。

さらに、人形には着せ替え用の服もついている。ジッパーやマジックテープ、ボタンやリボンなど、人形と遊びながら子どもが作業能力を伸ばせるように工夫されている。作業療法の役割も担っている人形なのだ。各人形は87.50ドル(約8300円)で、現在予約を受付中とのこと。今年の5月には正式に販売がスタートするそうだ。

試作品の人形を手に取ったハンナさんは、「この娘のことが大好きよ。とってもかわいいし、私のものだもの」と、新しい人形に大喜びだそうだ。

「ハンナには、ダウン症の特徴が反映された人形のなかに美しさを見出してほしい。美しさこそが、わたしがハンナのなかに見るものなのですから」とフェダさんは話す。この人形を手に取る多くの子どもが、自分に似た人形を美しいと思うこと、それこそがフェダさんの願いだ。

参照元:Mail OnlineDolls For Downs(英文)
執筆:佐藤 ゆき
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