北朝鮮「第1号戦闘勤務態勢」に韓国でも緊張高まる / 専門家「韓国政府は最高レベルの警戒態勢を」

ロケットニュース24 / 2013年3月27日 22時0分

北朝鮮「第1号戦闘勤務態勢」に韓国でも緊張高まる / 専門家「韓国政府は最高レベルの警戒態勢を」

「部隊を第1号戦闘勤務態勢に就かせた」。北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁決議などに反発して、朝鮮戦争の「休戦協定」を白紙にすると宣言して以降、軍事的な挑発をエスカレートさせている。朝鮮半島の緊迫度は、いつにも増して高まっているようだ。

北朝鮮の国営朝鮮中央通信は26日、朝鮮人民軍最高司令部が長距離砲の部隊などに「第1号戦闘勤務態勢」を宣言したと伝えた。同部隊の攻撃対象は、米国本土、ハワイ、グワムなどの米軍基地、韓国とその周辺という。だが、「第1号戦闘勤務態勢」という言葉はこれまでメディアに登場していないため、具体的に何を意味しているのか分かっていない。

このような北朝鮮の言動について、韓国のキム・ヨンヒョン東国大学北朝鮮学科教授は次のように分析する。

「最近、米韓軍事演習や哨戒艦沈没事件三周忌があった。南北間の緊張が高まったことを受けて、北朝鮮が最高水準の瀬戸際戦術を繰り広げているようだ。だが抗議レベルで終わる可能性は高い。(韓国)政府は最高レベルの国防警戒態勢を維持しながら、米中と協調し、北朝鮮に対する抑止力を高める必要がある」と説明している。

米韓軍事演習や国際社会から制裁が行われる度に、北朝鮮は過激な言動を繰り返してきた。どうやら今回も、本当の軍事衝突につなげる気はないと見られている、しかし米国や韓国に攻撃の本気度を見せつけることで、交渉や援助などにおいて有利な状況を作り出そうとしていうようだ。

とはいえ、休戦協定の白紙化宣言や、南北間の不可侵・非核化に関する合意の破棄など、北朝鮮が一段と挑発的になっているのは事実。「第1号戦闘勤務態勢」もよく分からないだけに、今後も緊張状態は続きそうだ。

執筆:林由美
参照元:ヘラルド経済,MBN(韓国語)


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