【ナターシャ通信】チェルノブイリ原発事故「移住義務区域」の村で生まれ育った少年ヴラヂック君

ロケットニュース24 / 2013年4月8日 13時0分

【ナターシャ通信】チェルノブイリ原発事故「移住義務区域」の村で生まれ育った少年ヴラヂック君

『ナターシャ通信』は、ウクライナに住むウクライナ人女子・ナターシャがお届けするコラムです。ユニークな日本語はナターシャの個性としてご理解いただければ幸いです。それではどうぞ。

【コラム】皆さん、こんにちは!(ウクライナ語でいうと「こんにちは」は「プリヴィット」です!)。今回皆さんに紹介したい特別な人がいます。9歳のヴラヂック君です。でもこの子は決して普通ではありません……。9年前にチェルノブイリの近くにあるナロジチ村(移住義務区域)に生まれて、今までずっと生きるために戦っています。

・手術に必要な病気
ヴラヂック君には私たちに聞いたことのないがとても恐ろしい病気がたくさんあります。「心房中隔欠損症」や「弁狭窄症脊髄動脈」や「水頭症」などの今すぐ手術が必要な病状がサンザンあります。

ウクライナの政府が手術のためのお金をあまりくれないし、ご両親が一生懸命小さな村で頑張って、お金を稼いでいます。彼の家族にたった3万円(3000グリブニャ)を渡したときに、お父さんやお母さんが泣きだしました。だって、彼らにとってそれは多額の金だからです。

・「生きること」が大好き
この男の子が9歳なのに五つの痛い痛い手術を経験しました。後もう五つ(の手術が必要)です! でも彼にあったときとてもびっくりしました。このように「生きること」が大好きな人に初めてあいました。

・バナナを食べられるようになった
一生懸命頑張って、やっと自分でバナナを食べられるようになったとか、英語の「ABC」を綺麗に書けるようになりました。「バナナを食べるなんか簡単だ」と皆さんが言うかもしれませんが、彼の舌はとても短いので、バナナでも食べるのが難しいです!

・夢は運転手
ヴラヂック君には夢があります。「いつか運転手になりたい」といいました。そして「英語が話せるようになりたい」と話してくれました。彼はいつも笑顔で、いつも元気で、とても明るい男の子です。何かが痛いときでも、他の子供たちが遊んでくれないときでも、いつも笑顔です! 本当に素晴らしい子です。

Report:ナターシャ


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