【チェルノブイリ取材】ウクライナ国立チェルノブイリ博物館に行ってみた / 日本関連の展示物もあり

ロケットニュース24 / 2013年4月10日 8時0分

【チェルノブイリ取材】ウクライナ国立チェルノブイリ博物館に行ってみた / 日本関連の展示物もあり

チェルノブイリ原発の現状を知りたいけど、原発の近くまで行くのはちょっと不安。そんな人は、ウクライナ国立チェルノブイリ博物館に行くといいだろう。その名称のとおり、チェルノブイリ原発の事故に関するデータや物品が展示されている。

・観光旅行ついでに行くのは容易
ウクライナの首都キエフにあり、徒歩による観光ルートにも適しているので、観光旅行ついでに行くのは容易だ。筆者(私)はすでにチェルノブイリに出向いて現状を見てきたが、博物館でより詳しい事故の歴史を知るべく、実際に行ってみることにした。

・装甲車や軍関係の車両が駐車
ウクライナ国立チェルノブイリ博物館は、ミュージカル劇場や外資系レストランが多く集まるコントラクトヴァ広場の近く。建物の前には装甲車や軍関係の車両が駐車されている。館内に入ると、そこはもう展示スペース。とりあえずチケットを購入しよう。見るだけなら約100円、写真を撮るなら約200円、動画撮影もするなら約300円。

・「消滅した村や町」の標識
エントランスには、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染で住めなくなってしまった「消滅した村や町」の標識が飾られている。ここにある村名が書かれた標識は、実際にチェルノブイリ30キロ圏内にもオブジェとして設置されている。

・亡くなった人たちの写真や遺留品
階段をのぼりきると、正面にはガスマスクと防護服を着用した人間とハザードシンボルが。けっこうインパクトが強くてビックリするが、職員に「正面ではなく右側のフロアから見ていってくださいね」と言われる。そのフロアには、事故によって亡くなった人たちの写真や遺留品、そしてその家族たちの写真が展示されている。

・深い悲しみが心に入りこんでくる
いかにしてチェルノブイリで事故が発生し、いかにして終息へと向かったのか(厳密には27年が経った現在も終息していないが)。チェルノブイリの歴史を知ることができるのは言うまでもないが、遺留品や対策で使われた品物ひとつひとつから、深い悲しみが心に入りこんでくるのがわかった。

・日本関連の展示品もあり
日本における放射能関連の展示品もあり、さらに日本語音声での案内も可能。原発事故をエンターテインメント的に表現している部分もあるが、そういうかたちにすることで、事故の悲惨さを「良い意味で記憶として残らせる」ことができていると感じた。

・ウクライナへの行き方
首都キエフまでの直行便がないため、パリやフランクフルト、ローマ、アムステルダムなどを経由して行くことになる。成田空港からはANAやアリタリア航空、ルフトハンザドイツ航空、その他多くの航空会社で移動可能。鉄道ではベルリンからワルシャワ経由、北京からモスクワ経由で行くことも可能である。2013年4月現在、日本国籍の場合ビザは必要ない。

Report: Kuzo.


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