海外でホームレスになった日本人 / ラーメン屋ふくちゃん軒を開店「汚いとかまずいとか言うのやめて。食べたらわかる」

ロケットニュース24 / 2013年4月17日 11時30分

海外でホームレスになった日本人 / ラーメン屋ふくちゃん軒を開店「汚いとかまずいとか言うのやめて。食べたらわかる」

「日本に自分の居場所はない」と思い、意を決して東南アジア・タイのバンコクに渡った男性がいる。彼の名は福井厚志(通称 ふくちゃん)。しかしタイでも現実は厳しかった。所持金がなくなり、路上生活をするようになったのである。そう、ホームレスだ。

・ふくちゃんに手を差し伸べてくれる人たち
その後、インターネットサイトやフジテレビのドキュメンタリー番組で有名になり、ふくちゃんに手を差し伸べてくれる人たちと出会う。その後いろいろとトラブルが発生するなど波乱な状況となるが、2013年4月現在、彼はバンコクでラーメン屋を営業している。実際に食べてみることにした。

・深夜24:00~27:00までの3時間のみ
ふくちゃんが営業しているラーメン屋の名は『ふくちゃん軒』。昼間は居酒屋関係の仕事をしており、ラーメン屋の営業は深夜24:00~27:00までの3時間のみ。ラーメンは100バーツ(約300円)で、具はメンマとチャーシュー、きざみネギ、フライドオニオン。

・作り手のセンスが最重要ポイント
ダシは居酒屋の本格的なものを使用し、麺も本格的なものを仕入れている。しかし、良いものをそろえたからといって美味しいとは限らない。ラーメンは味と味、ダシとダシ、具と具の化学反応が重要であり、作り手のセンスが最重要ポイントなのだ。

・味覚の記憶に残る「ヘヴィーな醤油の美味しさ」
実際に食べてみたが、ダシがしっかりと取れているのが一口でわかった。ダシが「予想以上にコシのある麺」の味を何倍にも奥深いものにしているのだ。麺が喉から落ちていくころ、ググッと味の第二波がやってくる。味覚の記憶に残る「ヘヴィーな醤油の美味しさ」である。ハッキリした味で好感が持てる。

・パーフェクトというわけではない
しかしこのラーメン、パーフェクトというわけではない。濃すぎる醤油がくどさを感じさせ、せっかくのダシのウマミを殺してしまっているような気がした。これはこれで美味いが、醤油(塩分)の調節によってもっと美味くなるはずなのだ。メンマの食感も改善の余地があるので、歯ごたえと表面のザラつきに注目してさらなる良いメンマを追求してほしいところ。

・このレベルのラーメンを作れるのは驚き
決してまずくはない。しかし濃すぎるので、食べる人によって好き嫌いが出てしまうはず。万人受けするにはまだまだ時間がかかりそうだが、完璧な味になる日はそう遠くはないだろう。そもそも、いままでラーメン屋をやったことがないふくちゃんが、このレベルのラーメンを作れるのは驚きである。しかも100バーツであり、他の日本式ラーメン店よりも半額かそれ以上に安い。

・人々の厚意によって生まれた味
ホームレスになって路頭に迷っていたふくちゃんは、人々の厚意によってホームレスから脱し、いまの生活を得ている。そしてこのラーメンも、人々の厚意によって生まれた味である。感謝の気持ちと謙虚さを忘れずに、今後も美味しいラーメンでお客さんを笑顔にしてほしいものである。

・ふくちゃんからラーメンを食べにくる皆さんへ一言
「誰かさんだからとか言って、汚いとかまずいとか、そういう言葉はやめてください。ラーメンには気合入っていますんで。屋台のラーメン、東日本風濃厚醤油ラーメン、食べたらわかる! そういうラーメンですんでヨロシクお願いします」(ふくちゃん 談)

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ふくちゃん軒
住所 6/15 Soi 24/1 Sukhumvit Road Klongton Khlong Toei Bangkok.
時間 24:00~27:00
休日 ふくちゃんに用事がある日

Report: Kuzo.


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