「あの人こっち見てるかも」と感じるのは脳の防衛反応と判明

ロケットニュース24 / 2013年5月1日 10時0分

「あの人こっち見てるかも」と感じるのは脳の防衛反応と判明

ふとした時に、誰かに見られていると感じることはないだろうか。なんとなく視線を感じ、落ち着かなくなってそちらに目をやると……誰も見ていない。あの現象はいったい何なのか。

オーストラリアの心理学者がこの奇妙な感覚について研究を行い、原因を解明した。それによると、誰かに見られているかのような感覚は脳に組み込まれた防衛反応なのだという。

・人は「見られている感覚」に陥りやすい
研究を行ったのは、シドニー大学のコリン・クリフォード教授だ。被験者たちの周囲に複数の人を配置し、彼らの視線を感じるかどうか聞いた。

すると、まわりの誰一人として被験者を見ていないときでも、彼らは「なんとなく視線を感じる」と回答。身のまわりに他者がいると、実際に見られているかどうかにかかわらず、人は見られている感覚に陥りやすいことが明らかになった。

・防衛反応
教授によると、「動物にとって他者から凝視されることは、敵や獲物として攻撃を受ける可能性を意味しています。身を守るためには、その合図を見逃すわけにはいきません。確信がないにもかかわらず見られている感覚に陥るのは、周囲の脅威から身を守ろうと脳が働いているからだと考えられます」とのこと。

つまり、見られている感覚は、脳の防衛反応なのだという。さらに、相手がサングラスをかけているときや暗がりにいるときなど、たとえ視線の向きを確認できない場合でも、人は経験によって相手の見ている方向を判断することもわかったそうだ。

・他者とコミュニケーションをとるための準備でもある
周囲からの視線を感じたとき、人は必ずしも身に危険が迫っていると判断するわけではなく、ときにはその状況を好意的に受け止めることもあるとのこと。このようなときには、「見られているかも……」と感じることで、これから起こりうるコミュニケーションのために心の準備をしているのだという。

人の視線を感じて不安になることがよくあるという方、それはあなたの脳が発する防衛反応やコミュニケーションのための準備だったようだ。実際には誰からも見られていない場合も多いようなので、気にしすぎて気疲れしないようご注意いただきたい。

参照元:Mail Online(英文)
photo: Rocketnews24.


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