「職場では窓際に座ったほうが良い」という研究結果 / 睡眠習慣と気分を整え生産性までアップする

ロケットニュース24 / 2013年6月11日 13時0分

「職場では窓際に座ったほうが良い」という研究結果 / 睡眠習慣と気分を整え生産性までアップする

もし職場で自由に席を選べるとしたら、みなさんはどの位置を希望するだろうか? 「後ろが壁じゃないと落ち着かない」「できるだけ端っこがいい」など、それぞれ好みがあるだろう。

新しい研究では、ある席に座ると、部屋の中央の席に比べて注意力が2倍にアップすることが判明した。その席とは窓際の席である。ほかにも窓際のメリットは多く、明るい光を浴びることで規則正しい睡眠や気分、生産性にまで影響を与えるのだという。

・光を浴びることで「幸せ物質」が分泌する
こういったメリットが得られるのは、光を浴びることで幸せ物質「セロトニン」の分泌が増加するためだ。オックスフォード大学の神経科学者ラッセル・フォスター教授によると、われわれの家や職場の多くは、体内時計を整えたり、注意力を最大限に発揮したりするには明るさが不十分とのことである。

平均的な人が光の恩恵を受けるには1000ルクスの明るさが必要だと同教授は言う。よく晴れた日に太陽から降り注ぐ明るさは10万ルクスなのに対し、屋内の人工的な照明は300ルクスほどしかない。外からの日差しが入る窓際の席と、そうでない席の差は歴然だ。

・睡眠トラブルや初期の認知症にも効果が
この研究によって、睡眠に問題を抱えている人が明るい朝陽のなかを30分間歩くと解決策になりえることも分かった。また光を浴びる効果が特に著しかったのは、認知症の初期兆候がある老人だ。一日のはじめに十分な光を浴びると、彼らは知能を10パーセント引き上げたのである。

・日中の明るさが健康や精神にもたらす影響
フォスター教授は、明るい光を浴びることのメリットについて以下のように話している。

「どれだけの光があなたの家やオフィスに入るかは、日中の明るさ次第です。これが、あなたの睡眠の質に影響を与えうり、そして脳の機能に連鎖反応をもたらします。良い光を浴びるほど良い睡眠になり、より聡明になります」

日本には「窓際族(窓際社員)」という言葉があるため、窓際の席にはネガティブなイメージがあるかもしれない。しかし健康にも気分にも良く、頭も冴(さ)えるとなれば一石三鳥である。みなさんも、どうも調子が出ないときは試しに窓際で日光浴をしてみてはいかがだろうか?

参照元: Mail Online, Spire Healthcare(英文)
photo: RocketNews24


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