【女性注意】夜勤が乳ガンのリスクを高めているかもしれないという研究結果

ロケットニュース24 / 2013年7月9日 16時0分

【女性注意】夜勤が乳ガンのリスクを高めているかもしれないという研究結果

日本女性の場合、16人に1人がかかるとされる乳癌(ガン)。患者の20%が死に至る重大な病気だ。しかしいまだ特効薬は開発されていない。リスクを高めないよう注意して生活を送りたいものだ。

これまでも乳ガンのリスクは何によって高まるか研究されてきたが、最近新たな研究結果が報告され注目を集めている。夜勤の仕事が乳ガンリスクを高めているかもしれないというのだ。

・夜勤シフトで30年以上働いた人は乳ガンのリスクが2倍
カナダの研究チームは、被験者の女性を夜勤の勤続年数別に分けて調べた。すると「30年以上夜勤で働いている女性は乳ガンにかかるリスクが2倍以上になる」ことが分かったという。逆に30年未満夜勤で働いている女性は、乳ガンのリスクは高くなかったとのこと。

・人工的な照明がリスクを高めているかもしれない
夜勤が乳ガンのリスクを高める理由について、夜の人工的な照明のせいではないかと科学者たちは考えている。夜に照明の下で働くと、睡眠サイクルがおかしくなりホルモンのリズムが乱れてしまう。するとメラトニンというガンを防ぐホルモンが抑制され、逆にオストロゲンというガンを誘発するホルモンがたくさん生成されてしまうのだ。

・乳ガンのリスクが高まるから夜勤をやめたいと言えるか
夜勤が体に良くないのなら、明日から上司に「労災で乳がんになるかもしれないので夜勤をやめさせてください」と言いたいところだ。しかし今回の研究では、夜勤と乳ガンに何らかの関係性があると証明されただけであって、乳ガンを引き起こす直接の原因は正確に特定されていない。残念ながら今のところ労災認定は期待できないのだ。

・デンマークでは労災として認められている
ちなみにデンマークでは2009年に労災として認められた事例がある。夜勤をしていた女性(37歳)は乳ガンを患ったが、政府から保障を受けたそうだ。今のところ世界で唯一デンマークだけが労災として認めた国であるとのこと。しかしほかの国では、まだ労災が認められるのは難しいと法律家たちは述べている。

できることなら女性には夜勤を減らすことをお勧めしたい。しかし仕事を変えることなく夜勤を減らすことは容易ではない。なかなか解決しがたい大きな問題である。

参照元:Daily Mail(英文)
執筆:徳たけ
Photo:Rocketnews24.


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