ワタミ元会長・渡邉美樹が公示前に社員へ送ったビデオレターは公職選挙法違反になるのか都議会議員に聞いてみた「極めて違法に近い行為だが罰するのは難しい」

ロケットニュース24 / 2013年7月23日 12時19分

ワタミ元会長・渡邉美樹が公示前に社員へ送ったビデオレターは公職選挙法違反になるのか都議会議員に聞いてみた「極めて違法に近い行為だが罰するのは難しい」

ワタミフードサービス株式会社前会長・渡邉美樹さんが、公示前にワタミ社員に送ったビデオレターが、週刊誌『週刊文春』により公開された。その行為が、公職選挙法違反ではないか? とインターネット上で指摘されているのだ。

しかし「公職選挙法違反にはあたらない」という声もあり、現状どちらが正しいのかはっきりしない状態。そこで今回、東京都議会議員(北区選出)の音喜多駿議員に、このビデオレターが公職選挙法違反になるのか聞いてみたところ、以下のコメントをいただくことができた。

【音喜多駿議員からのコメント】
「公職選挙法において極めて違法に近い行為だが、実際に罰するのは難しいでしょう。そもそも「事前活動は違反だが、政治活動ならOK」といった公職選挙法の線引自体が曖昧です。
(例:「一票ください」はNGだが、「応援してください」くらいなら許されるかもしれない、等)

こうした「事前活動」をすべて禁止するなら、選挙は現職に著しく有利になってしまいます。このような議論や問題を引き起こす時代遅れな公職選挙法は全体的な見直しが必要であり、ルールとして定める以上は厳格な運用が必要であると思います。」

……とのことだった。つまり、このビデオレターの内容については、「限りなく黒に近いグレー」になり、ギリギリの線で違反にはならないということだろうか。確かに音喜多議員の言うとおり、現状は違反かどうかの判断も非常にあいまいになってしまう場合が多い。

罰する以前に明確でない公職選挙法を改正しない限り、こういった問題はいくらでも出てきそうだ。極論を言うと「票を入れてください!」と言わない限り、何年も前から「国政に挑戦するから応援してね!」と言っても大丈夫という判断もできる。

こういったことをするかしないかは現在のところ完全に候補者のモラルの問題だが、大きな騒動になってしまう以上、早急な法改正が国民から求められているのかもしれない。

取材協力:東京都議会議員(北区選出)みんなの党 音喜多駿議員


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