【エジプト現地レポート】カイロ市内で暴動に遭遇 / 治安部隊の虐殺に対する怒りか

ロケットニュース24 / 2013年8月16日 2時51分

【エジプト現地レポート】カイロ市内で暴動に遭遇 / 治安部隊の虐殺に対する怒りか

エジプト時間の2013年8月15日14:00ごろ、首都カイロ(ギザ)にて暴動が発生。筆者(私)を乗せた自動車の目の前に暴徒化した人たちが出現、ドライバーによるとっさの判断により、巻き込まれることなく避難することができた。

・付近にあった物を投げる
暴動が発生したのはカイロ大学から自動車で約5分ほど離れた大通り。ついさっきまで普通に自動車が走っていた大通りに群集が現れ、付近にあった物などを投げたり大声をあげるなどした。

・バンバンと銃声が聞こえてくる
このあたりは大通りがいくつも平行して並んでいるため、路地に入って隣の大通りへと抜ければ暴徒化した群集から逃れることができる。筆者を乗せた自動車は路地に入ったものの、バンバンと銃声が聞こえてくる。発砲が治安部隊のものなのか、それとも群集によるものなのか不明だ。

・どんどん売り物をしまって閉店
路地の店では、自分の店を守るため、どんどん売り物をしまって閉店していく。暴動が発生した通りから2ブロックほど離れた大通りに出ると、何事もなかったかのように普通に歩行者が歩いているし、マクドナルドも営業していた。

・暴動は突発的に発生する
カイロ市全体が危ないわけではない。しかし、暴動は突発的に発生するため、いままで安全だった地域が局地的に危険な地域へと変貌する。では今回の暴動はなぜ起きたのか? エジプト人男性によると「治安部隊がたくさん殺したから頭にきてるのではないか」とのこと。

・群集は人を傷つけるために発生したものではない
よって、エジプト人からすると、その群集は人を傷つけるために発生したものではないという考えのようだ。そういう観点からすれば、そのまま群衆の中に入っても問題はないような流れだったが、意図せずケガをする可能性もあり、安全のため回避した(とはいえかなり焦ったが)。

・カイロ大学付近は散々な状況
14日に治安部隊による一方的な虐殺があったカイロ大学付近にも行ってみたが、散々な状況だった。ゴミ、火災のあと、瓦礫、破壊された道路。すでに血のあとは消えていたが、ここで血が流れた事実は消えない。

・暴力で解決できるはずなどない
物理的な傷、国民の傷、そしてエジプトという国の傷は深く、そう簡単に癒えそうにはない。そもそも、治安部隊(政府)による暴力で解決できるはずなどないのだから。それはどこの国でも同じこと。野蛮で幼稚な制圧としか言いようがない。

Report: Kuzo.


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