大麻の吸引は「うつに効果がある」との研究結果

ロケットニュース24 / 2013年8月29日 16時0分

大麻の吸引は「うつに効果がある」との研究結果

日本で大麻は違法だが、海外の一部地域では癌(がん)やエイズの治療にも取り入れられ、合法的に使用されている。そんな大麻が、うつや気分の落ち込みに効果があるとの研究結果が発表され、注目を集めている。

・暗い気持ちに作用する成分「THC」
ヨーロッパで出版された神経精神薬理学誌が、「THC(テトラヒドロカンナビノイド)には、落ち込んだ気持ちを明るい気分に変える効果がある」と発表している。ちなみに大麻の実効成分が THC だ。

THC には、鎮痛効果があるとされる脳内の内因性カンナビノイドを活性化させ、暗い気分を上向きにさせる効能がある。よって、大麻に含まれる THC が、うつや精神疾患の治療に利用できるのではないかとの議論が持ち上がったのである。

・大麻でハッピーな気分
そこで、オランダの医大研究チームが “落ち込んだ気分に対する大麻の効果” を検証することに。まず、大麻を週1回以下、年4回以上の頻度で吸引する男性たちを被験者とし、THC を投与したグループと、偽の THC を投与したグループに分けた。

次に、「嬉しそうな人」と「恐がる人」の写真を全員に見せ、それぞれの表情を真似してもらった。その結果、THC を投与されたグループが「恐がる人」を真似た表情は、とても “恐がっている” とは言えないものだったという。しかし “嬉しそうな人” の表情は、完璧に表現することができたそうだ。

・脳スキャンでも証明
さらに実験結果を裏付けるために、研究チームが被験者の脳をスキャンしたところ、大脳の感情を処理する部分に THC の有効性が現れていることが明らかになった。これにより、大麻に含まれる THC にはネガティブな感情を減少させる効果があることが証明されたのである。

もしかしたら近い将来、日本でも、うつや精神疾患で苦しむ患者に、精神薬として大麻が処方される日が来るかもしれない。

参照元:Mail Online(英文)
執筆:Nekolas
Photo:RocketNews24.


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