海外旅行ガイドブック『地球の歩き方』東アフリカ編の注意喚起っぷりがスゴい

ロケットニュース24 / 2013年10月29日 15時0分

海外旅行ガイドブック『地球の歩き方』東アフリカ編の注意喚起っぷりがスゴい

海外旅行に行く際に、とても参考になるのがダイヤモンド社の旅行ガイドブック『地球の歩き方』シリーズだ。熟練の旅人たちの中には「地球の迷い方だ」なんて揶揄する人もいるけれど、なんやかんやで参考になるし、読み物としても面白い。

そんな『地球の歩き方』シリーズの中でも、特に “内容が充実しまくり” と古くから評判なのが「インド編」であるが、「東アフリカ編」もなかなか強烈な内容になっている。同書に書かれている国は、ウガンダ、エチオピア、ケニア、タンザニアの4カ国なのだが、注意喚起っぷりがハンパないのだ。たとえばこうだ。

・自分だけは安全と思う人に

『歩き方』は大げさに書いているとたかをくくっていて被害に遭わないでほしい。また、危険と書いてない所でも突然事件が起きることもあるので、常に警戒をゆるめないでほしい。」(201ページより引用)

ケニアの首都ナイロビの説明からして、いきなりこうだ。『歩き方』は大げさに書きすぎてんじゃねえの〜? という声に向かって、ハッキリと「アフリカをナメんな。ナイロビをナメんな」と宣言している。なかなか珍しいパターンだ。

・ドラッグの誘惑
また、ドラッグの誘惑に対しての注意喚起の内容も、なかなかすごいことになっている。たとえばケニアにおけるドラッグ注意喚起にはこう書いてある。

車の中にマリファナを投げ入れられ、賄賂を要求される手口も増えているので、そういったたぐいのものには手を触れないこと。いったん手を触れると、指紋チェックで有罪という厳しさである。」(347ページより引用)

な、なんと! 走っているクルマの中に、悪い奴らが大麻を投げ入れ、もしもそれに気づいてバレーボールの要領で車内に入る直前に両手ブロックしたとしても、ベッタリ指紋がつくので有罪(3〜6カ月の禁錮刑)らしいのだ!! すごい、すごい、ケニアすごい!!

・ケニアだけでも、まだまだあるぞ!
その他にも、同書には我々の常識を超越した注意喚起が多数掲載されている。以下にケニアにおける注意喚起の一部を箇条書きで紹介したい。

「ナイロビの公園:ナイロビ市内の公園には決して立ち入ってはいけない。(中略)今まで何十人もの外国人旅行者がどこからともなく現れた集団強盗に襲われているためだ。」(201ページ)

「シティ・マーケット:マーケット内でもスリ、カッパライに気をつけること。また、写真を撮らない方が安全。」(202ページ)

「ナイロビ銀座:もしこのあたりを訪れるのなら単独ではなく、必ず複数、しかも現地の人といっしょに行ってほしい。カバンやバッグ、肩からさげたカメラなど何も持たずに行き、16:00までには現地からはタクシーを使って離れること。」(202ページ)

「ダウンタウン:ダウンタウンには生活の手段をもたない人も出没するため、いつ、どこで強盗、殺人事件が起こっても、まったく不思議ではない非常に危険な地帯だ。特に旅行者も在留邦人も絶対行ってはいけない。」(203ページ)

「ナイロビの歩き方:本来なら、町をいろいろ紹介し、歩いてもらいたいのだが、ナイロビの治安は悪化しているため、タウン中心部以外は昼間でも決して歩かないでほしい。」(199ページ)

「ナイロビのタクシーの選び方:なるべく新しい車種のタクシーに乗ることをすすめる。特に、無線タクシーならカージャックにも遭遇しにくいだろう。」(199ページ)

「バルーン・サファリ(気球):バルーン・サファリは観光客に人気が高いが、着地の事故も多い。(中略)事実、事故で亡くなったり下半身不随になった人もいる。」(34ページ)

「バルーン・サファリ(気球):時には風に流されタンザニア側に行ってしまうので、パスポートを持っていくと安心。」(42ページ)

「マサイ・マラ国立保護区:強盗団が出現し、日本人観光客が指を切られたことがあった(2005年)ので、車1台だけの少人数で行動することは避け、何台かの大人数で行動すること。」(35ページ)

「マサイ・マラ国立保護区:ゾウに限らず、ライオンやクロサイ、バッファローなどにもいえることだが、治安限界の範囲内に踏み込んだ場合は、攻撃してくることもある。(中略)サイ、バッファローは本物の攻撃をしてくる。」(36ページ)

「鉄道事故について:1971年12月には、列車とゾウが正面衝突し、運休した。」(48ページ)

「ケニア危険情報:マンデラ市にある NGO のメンバーがソマリアからのゲリラに誘拐された。」(351ページ)

……と、ケニアにおける注意喚起情報をいくつか羅列してみたが、これらはほんの一部である。『歩き方』が「歩いてもらいたいのだが」と言いつつ「昼間でも決して歩かないでほしい」と締めている記述は最高だ。

ケニアだけではなく、ウガンダ、エチオピア、タンザニアにおける注意喚起も、同書にはギッシリと詰まっている。アフリカ旅行に行く予定がない人でも、興味があるなら要チェック。読み物としても面白いはずだ。

参考サイト:『地球の歩き方』東アフリカ編
執筆:GO羽鳥
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