【話題の映画】今年度パルムドール受賞で話題の『Blue is The Warmest Color』を観る

ロケットニュース24 / 2013年11月9日 9時0分

【話題の映画】今年度パルムドール受賞で話題の『Blue is The Warmest Color』を観る

今週の金曜日にここNYで封切りになったBlue is The Warmest Color。今年度カンヌ国際映画祭にてパルムドール賞(最高賞)を受賞した映画である。公開初日、劇場は大混雑。記者(私)が足を運んだのはIFC フィルムセンター。

そして記者(私)の並ぶ列の客層は圧倒的に、ゲイカップルが多かった。それもそのはず、この映画は主人公がレズビアンの恋愛映画なのだ。それでは、内容を少しご紹介しよう。

フランスのグラフィックノベル原作のラブロマンス映画。主演女優はレア・セドゥ(Léa Seydoux ”ミッドナイト・イン・パリ”、“美しいひと”)、アデル・エグザルコプロス(Adèle Exarchopoulos)。監督はチュニジア出身のアブデラティフ・ケシシュ(Abdellatif Kechiche)。

主人公のアデルは高校生の頃に青い髪が印象的な年上の女性エマと出会う。アーティストであり哲学にも造旨の深いエマに、まだ無垢なティーンであるアデルは影響を受け、どんどん惹き込まれていく。そして一世一代のその恋愛は、アデルを大人の女性へと成長させていく。

初めてのパルムドール受賞のゲイ映画とあり、全世界に衝撃を与えている本作品。マイノリティセクシャル、あまりに過激かつ長回しのセックスシーンが主な理由となり、公開可能な劇場が現在とても限られている状態だ。ニューヨークでもIFCフィルムセンター一カ所のみでの公開である。もちろん日本での公開も未だ未定。

しかし一方でパルムドール賞審査員長のスティーブン・スピルバーグ監督は「センセーショナルな内容から、広く公開されることは難しいかもしれないが、アメリカでの成功を必ずつかむと強く感じている」と語っており、アカデミー賞の獲得も期待されている。

実際に観てとても強く感じたことがあった。映画のなかでは、私たちが普段人と関わる時に些細に起こるさりげない一瞬がとても繊細に描写されていて美しく、それらは同性同士の恋愛というイレギュラーな事象をときたま忘れさせてくれた。この映画をたくさんの人が鑑賞し、理解していった先にはマイノリティセクシャル映画というカテゴリーはいつかなくなるかもしれない。

参照元: アブデラティフ・クシュシュ監督
Report: エリンコ.

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