深刻な大気汚染の中国で15キロの空気清浄機を背負って買い物する女性が激写される / 女性「あたしゃ命が惜しいよ!」

ロケットニュース24 / 2013年12月9日 21時0分

深刻な大気汚染の中国で15キロの空気清浄機を背負って買い物する女性が激写される / 女性「あたしゃ命が惜しいよ!」

深刻な大気汚染が問題視されている中国。先日、上海市が公表している大気汚染指数が6段階中最悪の「深刻な汚染」レベルに達し、内外に不安が広がっている。

市民はマスクなどで自衛しているようだが、いま、ある女性の「大気汚染対策」が話題になっている。それは、外出するときに空気清浄機を背負っていくというもの! 15キロもの空気清浄機をランドセルのように背負い、買い物をする女性の姿が激写されたのである。

・家庭用の空気清浄機を改造
この女性が激写されたのは2013年10月頃だ。しかし、最近、上海の大気汚染がさらに進んだため、再び注目を浴びているのだという。

彼女が背負っているのは、女性の身幅よりも大きな空気清浄機だ。もともと、息子からもらった家庭用の空気清浄機で、それを外出用に改造したのだそうだ。

・オバちゃん、大気汚染問題に苦言
空気清浄機を背負って市場で買い物する女性。そんな彼女に現地のテレビ局が直撃インタビューを敢行した! すると、彼女はここぞとばかりに大気汚染問題への思いを語り始めたのだ。その内容は以下の通りだ。

「テレビ取材だから言わせてもらうけどね、何万台もの車を売ってさ、さんざん汚した空気を、私らが口に入れるの。私達は毎日野菜を買わなきゃならない。毎日レストランで食事ってわけにはいかないの!」
「朝の方が空気が汚いってことくらいわかってるわよ! でも買い物には来なきゃいけない!! (市場の営業が終わるので)誰が午後に買い物に来るって言うのさ」
「毎日、テレビでPM2.5やら3.5やら報道して、それを見たって状況は変わりゃしない。意味がわからない、一体あんたらは何をやってんのよ!」

・オバちゃん「あたしゃ命が惜しいよ!」
女性の話によると、彼女は塵肺のひとつ「珪肺症(けいはいしょう)」をわずらっており、空気に対しては特別敏感であるという。

ではマスクをつけてはどうですか?というテレビ局の質問に対し「マスクは息苦しいので苦手」と話している。そして空気清浄機を背負うと、人に注目されてしまうが、という問いかけに「最近、近視だから関係ないわ」、「人が何だっていうのさ、あんた命が惜しくないの? あたしゃ惜しいよ!!」と力強く答えている。

・専門家「フィルタの穴がPM2.5より小さい物でなければ効果はない」
空気清浄機を背負ってしまうとは、なかなか突飛な発想である。だが、いくら汚染されていると言われても、空気を吸うことをやめることはできない。一市民としての彼女の怒りも、せめて自分ができることを、工夫する気持ちも理解できるのではないだろうか?

ちなみに、いま中国の大気汚染問題の主な原因はPM2.5と呼ばれる微小粒子状物質だと言われている。空気清浄機の有効性について、専門家は「空気清浄機のフィルタの穴がPM2.5より小さい物でなければ効果はない」としている。

参照元:鳳凰視頻YouTube
執筆:沢井メグ

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